犬にマカダミアナッツを与えてはいけない理由と食べてしまった時の症状・対策

犬にマカダミアナッツを与えてはいけない理由と食べてしまった時の症状・対策

ナッツには様々な種類がありますが、このうちマカダミアナッツは絶対に犬に与えてはいけません
今回は、犬にマカダミアナッツを与えてはいけない理由と食べてしまった場合の症状・対策について解説します。

犬にマカダミアナッツを与えてはいけない理由

犬にマカダミアナッツを与えてはいけない理由

犬がマカダミアナッツを食べると、場合によっては中毒症状を引き起こすことがあります。
原因物質については詳しく分かっていませんが、体重1kgあたり0.7gでマカダミアナッツ中毒を起こした犬の例が報告されています。
中サイズのマカダミアナッツが1粒2g程度と考えると、かなり少量であっても犬にとっては危険性が高いといえるでしょう。

なお、症状が現れるまでの時間については個体差があり、体質によって1時間~半日ほども開きがあります
そのため、同じ体重の犬が同量のマカダミアナッツを食べたとしても、症状が現れるまでの時間はそれぞれ異なります。
もし愛犬がマカダミアナッツを口にした時は、できるだけ早く動物病院を受診し、対処法について獣医師に相談するようにしましょう。

犬がマカダミアナッツを食べてしまった時の症状

犬がマカダミアナッツを食べてしまった時の症状

犬がマカダミアナッツを食べてしまった場合、嘔吐、震え、発熱、後肢に力が入らないなどの症状が現れます。
特に多いのは、後ろ足の筋肉が麻痺を起こし、立ち上がれなくなってしまう状態ですが、ほとんどは一時的なものです。
ただし、重篤な場合には、急性腎不全などを引き起こし、命に関わることもあるため、症状がみられた時は早急に治療を受けましょう。

ちなみに、マカダミアナッツは脂肪分が多く、消化されにくいため、少量でも胃や腸に負担がかかります。
消化吸収がしづらい食べ物は消化管に異物として残るリスクが高く、最悪の場合は腸閉塞を起こしてしまうかもしれません。
ナッツにしか含まれない栄養素はありませんし、犬にとってはデメリットしかありませんので、けっして与えないようにしましょう。

愛犬がマカダミアナッツを食べてしまった時の対処法

愛犬がマカダミアナッツを食べてしまった時の対処法

もし愛犬がマカダミアナッツを口にしてしまった時は、まず動物病院に連絡をしましょう。
マカダミアナッツの中毒は大抵の場合、治療をしなくても48時間以内に症状が治まるといわれています。
しかし、摂取した量や体質によっては重篤な状態に陥る可能性もあるため、可能であれば獣医師の診察を受けるべきです。

動物病院に伝えること

  • 1.いつごろ、どのくらいの量を口にしたか
  • 2.現在の愛犬の様子

愛犬が嘔吐をしている場合は、姿勢を縦に保って、吐いたものがのどに詰まらないようにしてください。
症状が出ていないからといって歩かせたりすると、突然症状が出ることもあるため、移動はキャリーバックか抱っこで。
残っているマカダミアナッツのパッケージを持って、すぐに動物病院へ向かいましょう。

マカダミアナッツ中毒の治療法とは

マカダミアナッツ中毒の治療法とは

動物病院では、主にマカダミアナッツを吐かせる催吐処置を行います。
嘔吐は犬の体に大きな負担をかけるため、処置後は水分補給や吐き気止めの点滴を行い、経過を観察します。
また、食べてから1時間以上経過している場合には、活性炭を含む薬を投与して、体内の中毒成分を吸着することもあります。
マカダミアナッツ中毒に対する解毒剤はありませんので、状態が改善するまでは慎重に観察しましょう。

自己判断で吐かせるのは危険

自己判断で吐かせるのは危険

中毒性のある食べ物を犬が食べてしまった場合、もっとも有効な手段は吐かせることです。
しかし、自己判断による催吐処置は犬の体力を無駄に消耗させる恐れがあり、かえって状態が悪くなる可能性もあります。
特に、吐かせるために食塩水を飲ませる等の応急処置は、分量を間違えてしまうと食塩中毒を起こしかねません。
愛犬を吐かせる際は、けっして自己判断をせず、まずは獣医師の指示を仰ぎましょう。

マカダミアナッツは十分注意して管理しよう

マカダミアナッツは十分注意して管理しよう

愛犬が誤ってマカダミアナッツを食べてしまうことがないように、家庭での管理は徹底しましょう。
マカダミアナッツはチョコレートと一緒に加工されていることが多く、甘いニオイに誘われて思わず「パクッ」なんてこともあります。
普段から拾い食い・盗み食いのクセがある犬は、なんでも口に入れる習慣がついているため、特に注意してください。

また、普段から人間の食べ物を欲しがらないようにしつけをすることも大切です。
しつけ中はキッチンに入れないようバリケードを設置したり、ロックがかかるゴミ箱を用意するなどの対策を行いましょう。
ゴミはすぐに片付ける習慣をつけておくことで、思わぬ犬の誤食事故は最大限防ぐことができます。

正しい知識を持って愛犬の健康を守ろう

正しい知識を持って愛犬の健康を守ろう

マカダミアナッツは犬にとって危険な食べ物であり、けっして与えてはいけません
旅行のお土産でもらったマカダミアナッツを放置していたら、愛犬が食べてしまったという事故は多いもの。
犬が誤って口にしてしまうことがないよう、マカダミアナッツは必ず愛犬が開けられない場所・届かない場所に保管しましょう。

また、いざという時に焦らなくて済むように、夜間でも治療が受けられる動物病院を探しておくと安心です。
動物病院を受診する際は、事前に動物病院へ連絡しておくと、適切な治療をスムーズに受けることができますよ。