犬の発情期は春と秋に多い?犬の発情サイクルと発情期に注意すること

犬の発情期は春と秋に多い?犬の発情サイクルと発情期に注意すること

犬と一緒に暮らすうえで、避けては通れない「発情期」の問題。
「人間の生理と一緒でしょ?」と軽く考えてしまいがちな発情ですが、その考え方は間違いです。
今回は、犬の発情サイクルと発情期の症状、発情期に注意することなど、発情期に関する知識を説明します。
発情期に関する正しい知識を知り、愛犬の体についてもっと理解を深めてみましょう。

発情期とは「メスが妊娠できる時期」

発情期とは「メスが妊娠できる時期」

簡単に言うと、発情期とは「犬が交尾に対して積極的になる期間」のこと。
通常、生後5~12ヵ月を過ぎたメス犬は発情期を迎え、陰部から出血するようになります。
発情サイクルは発情期と休止期の2つで構成されており、周期は6ヵ月に1度程度。
以前は春と秋に多いとされていた発情期ですが、現代では1年を通じて見られるようになりました。
現代の犬は室内で過ごす時間が長いため、日照時間や気温に季節感が減ってきたのですね。

なお、メスが決まったサイクルで発情期を迎える一方、オス犬には明確な発情周期がありません。
オス犬の性成熟はメスと同じく生後5~12ヵ月頃に完了しますが、その後はいつでも交尾が可能です。
基本的に、オス犬は発情したメスが発するフェロモンに誘発されることで、繁殖行為を行います。

また、メスが妊娠できるタイミングは2~3日ほどと短く、それ以外の期間では妊娠の確率がグッと下がります。
もし愛犬の交配を考えているのなら、この時期を逃さないように注意しなければいけません。

出血がおこるのは「発情前期」のみ

出血がおこるのは「発情前期」のみ

あまり知られていないのですが、実はメス犬が出血するのは発情期のうち一定の期間のみ。
犬の発情期は「発情前期・発情期・発情後期」の3つで構成されており、発情前期のみ出血がみられます。
犬によって差はありますが、通常この期間は約7~10日ほど続くことが多いとされています。
その後メスはもっとも妊娠しやすい交尾期間である「発情期」に入り、オスを受け入れ始めます。
つまり、出血がみられてから発情期が終わるまでには、トータルで1ヵ月ほどかかるということですね。
出血している期間だけが発情期だと思われがちですが、実は発情期はもっと長く続いているのです。

発情期にみられる行動・症状は?

発情期にみられる行動・症状は?

出血が始まる発情前期に入ると、メスには以下のような様子がみられます。

  • ・寝ていることが多い
  • ・食欲が落ちる・逆に増える
  • ・しきりに陰部をなめて気にする
  • ・おしっこの回数が増える
  • ・そわそわして落ち着きがない
  • ・乳腺が膨らむように腫れる

なお、オス犬には明確な発情期がないため、これらの様子は見られません。
ですが、散歩中などにメスのフェロモンを嗅ぎつけると興奮し、落ち着きがなくなることも。

その他、やたら散歩中のマーキングが増えたり、攻撃性が高まったり、犬によって兆候は様々です。
フェロモンではなく病気が原因の可能性もあるため、よく様子を観察するようにしましょう。

発情中はオスメスともにストレスを感じやすい

発情中はオスメスともにストレスを感じやすい

発情期は、オスメスともに大きなストレスを感じる時期でもあります。
オス犬は「交尾したいのにできない葛藤」でストレスを感じ、イライラしたり、食欲が落ちたり。
メス犬は体内のホルモンバランスが変化することで神経質になり、些細なことにも過剰に反応します。
発情によって引き起こされるストレスは、犬にとって何もメリットがありません。
もし愛犬が発情期に入ったら、できるだけ普段と変わらない生活を心がけるようにしましょう。
フードの切り替えやしつけを教えるのは、発情期が終わってからにして下さいね。

発情期にはオムツを着用させよう

発情期にはオムツを着用させよう

発情前後になると、メスのフェロモンは2キロ先のオス犬に届くほどハッキリ分泌されます。
オス犬とのトラブルを避けるためにも、発情中の散歩はできるだけ避けるのがベスト。
ドッグランなど多くの犬が集まる場所はもちろん、不要な外出が避けるようにしましょう。

外でしか排泄ができないなど、どうしても外に出なければいけない場合は、オムツを着用させて。
犬用のオムツを着用させることで、オス犬への無用なストレスや望まない交尾を避けることができます。

また、オムツには、舐め過ぎによる炎症や出血で部屋が汚れるのを防止する役割もあります。
最近では可愛いサニタリーパンツも色々と売られているので、上手に活用してみてはいかがでしょうか?

避妊・去勢手術は発情が来る前に考えておこう

避妊・去勢手術は発情が来る前に考えておこう

将来的に妊娠を望まないのであれば、最初の発情が来る前に避妊手術をすることも大切です。
オス犬は性成熟が完了する前に去勢手術を行うことで、マーキング癖や様々な病気の予防にもつながります。
発情によって引き起こされる体調不良やストレスは、手術を行うことでキレイになくなりますよ。
特にメス犬はホルモンバランスの乱れによるストレスが大きいので、早めに対処してあげたいもの。
「まだ先の話だし…」などと先送りにせず、しっかりとご家庭の方針を固めておきましょう。