チワワがかかりやすい6つの病気。病気の症状や治療法、治療費の相場について

チワワがかかりやすい6つの病気。病気の症状や治療法、治療費の相場について

大きな瞳と小さな体が魅力的なチワワですが、その特徴的な外見ゆえに病気のリスクも高め。
ここではチワワがかかりやすい病気と症状、一般的な治療法と治療にかかる費用について紹介します。
病気の進行具合や動物病院によって治療費は変わりますが、大体の相場感を知っておきましょう。

小型犬に多い「水頭症」

小型犬に多い「水頭症」

脳や脊髄内を満たしている脳脊髄液が、何らかの原因で増えてしまうことで起こる病気です。
脳脊髄液が過剰に増えてしまうと、犬の脳は圧迫され、麻痺や視力障害、てんかんなどの症状が現れます。
治療法としては、ホルモン剤による投薬治療、あるいは脳脊髄液を特殊なチューブで腹部に移す外科的治療があります。
ただし、外科手術をしたからといって必ずしも症状が改善するとは限らず、かえって状態が悪化する可能性も0ではありません。

診察・検査にかかる治療費の相場は5万円前後で、脳圧を下げるためのホルモン剤が月に3000~5000円ほど。
外科手術を行う場合は、手術費・入院費の合計で30~50万円ほどが治療費の目安です。

激しい痛みを伴う「角膜炎」

激しい痛みを伴う「角膜炎」

チワワをはじめ、パグやブルドッグなど目が飛び出している犬種が多く発症する病気です。
シャンプーやゴミ、目の周りの被毛や細菌などによって目に刺激が起こることで、角膜に炎症が起きます。
角膜炎を起こした犬は、流涙や目やにの増加、前足で目をこするなどの症状を現し、症状が進行すると視力障害が出ることも。
治療中はエリザベスカラーをつけて生活し、点眼薬や軟膏などで角膜を修復・保護する治療法が一般的です。

治療費の相場は、診察・検査・点眼薬などの合計で約5000~1万円前後です。

激しい運動は厳禁「気管虚脱」

激しい運動は厳禁「気管虚脱」

生まれつき気管を守る軟骨が弱い、または気管周囲の筋肉が弱いことが原因で、気管が圧迫されてしまう病気です。
特にチワワなどの小型犬や短頭種は気管虚脱を起こしやすく、激しい運動をすると ゼイゼイ・ブーブーと喉を鳴らします。
気管に刺激が加わると症状が出やすいため、散歩中にリードを強く引っ張るなどの動作は気管虚脱を引き起こしかねません。
主な治療法は、咳止め薬や気管拡張剤などの投薬ですが、重症の場合は外科手術で気管を広げる処置を行います。

治療費の目安は、投薬治療の場合で2万円前後、外科手術の場合は手術費・入院費で50~70万円程度です。

初期はほとんど無症状「僧帽弁閉鎖不全症」

初期はほとんど無症状「僧帽弁閉鎖不全症」

心臓の左心房と右心房の間にある僧帽弁が何らかの原因で閉まらなくなり、血液の一部が逆流してしまう病気です。
僧帽弁閉鎖不全症は初期ではほとんど症状がないため、飼い主が気付いた時には状態が進行していることが多いでしょう。
主に高齢の小型犬が発症しやすい傾向があり、心雑音や散歩に行くのを嫌がる、運動後に舌の色が悪くなるなどの症状が現れます。
主な治療法は、血管拡張剤や利尿剤などの投薬治療で、咳などの症状がある場合は気管支拡張剤などの投与を行います。

症状の進行度合いによって治療費の目安は変わりますが、おおよそ診察・検査で2万円、薬代で月に1万円前後。
呼吸困難や合併症の肺水腫などを起こして入院した場合は、10~20万円ほどの治療費がかかります。

ヒザが外れる「膝蓋骨脱臼(パテラ)」

ヒザが外れる「膝蓋骨脱臼(パテラ)」

ヒザのお皿である膝蓋骨が何らかの原因で外れてしまう病気で、小型犬に多く発症します。
主な発症原因は、ソファなど高いところから飛び降りたり、膝蓋骨のはまっている溝が生まれつき浅かったりすること。
この病気はヒザに痛みや違和感を伴うため、犬は痛いほうの足をあげて生活し、あまり歩きたがらなくなります。
軽度であれば自然にはまることもありますが、一度発症するとその後何度も繰り返し起こることが多いため要注意。
主な治療法としては、関節を強化するサプリメントの服用、あるいは骨や溝を削る外科的治療が一般的です。

外科手術を行う場合の治療費相場は、手術費・入院費で片足10~40万円ほどです。

子犬やシニア犬にも多い「低血糖」

子犬やシニア犬にも多い「低血糖」

犬が長時間なにも口にしていなかったり、十分な量の食事をとらなかったりすると、低血糖を起こすリスクは高くなります。
低血糖の主な症状は、足取りがフラフラとおぼつかない、ぐったりして元気がない、けいれん、嘔吐、体温が下がるなどです。
できるだけ早く血糖を上げる必要があるため、動物病院では血糖を上げる作用のある薬液を点滴して治療を行います。

治療費の相場は、診察・検査・点滴代で3万円前後、入院する場合は1日につき3000~5000円がプラスされます。

そもそも、チワワをはじめとする小型犬は、大型犬に比べて食欲にむらが出やすい傾向があります。
犬の嗅覚の発達具合は鼻の粘膜の面積に関係するため、大型犬よりも小型犬のほうがにおいを感知する能力が鈍いのですね。
特にチワワのような小型犬はアゴが小さいことでかみ合わせが悪い犬が多く、ドッグフードは途中で食べるのをあきらめてしまいがち。
万が一の場合に備えて、すぐに糖分を補給できるガムシロップなどを用意しておくと安心です。