愛犬のしゃっくりが止まらない!犬のしゃっくりの原因と効果的な止め方について

愛犬のしゃっくりが止まらない!犬のしゃっくりの原因と効果的な止め方について

しゃっくりとは、主に横隔膜の痙攣によって一定間隔で声帯が閉じる現象のことです。
正式名称は横隔膜けいれんで、名前の通り「横隔膜が何らかの理由で痙攣を起こす」のが原因。
時にはかなり長い間止まらない時もあり、人間だけではなく犬や猫にもみられる生理現象です。
今回は、そんなしゃっくりの原因と考えられる病気、間違いやすい病気と効果的な止め方を紹介します。

しゃっくりの原因は大きく分けて4つ

しゃっくりの原因は大きく分けて4つ

犬がしゃっくりを起こす原因は様々ですが、大きくは以下4つの理由に分類されます。

食事 早食い、エサが硬い、急に冷たいものを食べた(飲んだ)、栄養バランスの乱れなど
体質や年齢 横隔膜がけいれんしやすい(子犬期に多い)、嘔吐や下痢など消化器系のトラブルなど
ストレス 運動不足、睡眠不足、突然の寒さに対応できていないなど
病気 横隔膜の炎症、腎臓病、脳腫瘍、ガンなど

しゃっくりは明確な原因がなくても起こる現象ですが、特に食事による刺激で起こりやすいといわれています。
もともと犬は早食い癖があるため、他の動物にくらべてしゃっくりが起こりやすいといえるでしょう。

しゃっくりから考えられる病気って?

しゃっくりから考えられる病気って?

基本的にしゃっくりは時間が経てば自然に収まるため、無理に止める必要はありません。
しかし、なかには病気が原因で横隔膜がけいれんしてしまい、しゃっくりが止まらない場合もあります。
しゃっくりが頻繁に出ていたり、何日も続いたり、咳や嘔吐を伴ったりする場合は、要注意。
病気を早期発見・早期治療するためにも、早めにかかりつけの動物病院を受診するようにしましょう。

【しゃっくりが症状に現れやすい病気】

  • ・循環器疾患(心膜炎、慢性心不全、心臓肥大など)
  • ・呼吸器疾患(ぜんそく、肺炎、肺水腫など)
  • ・脳機能障害(脳卒中、てんかんなど)
  • ・消化器疾患(胃捻転、消化不良、寄生虫感染など)

寝ている時のしゃっくりは寝言のようなもの

寝ている時のしゃっくりは寝言のようなもの

犬が寝ている時に、「ひくっ」というしゃっくりのような音が聞こえることがあります。
実は、これは横隔膜のけいれんによって起こるものではなく、人でいう寝言のようなもの。

体は眠っているのに脳だけしっかり動いている「レム睡眠」の時に起こりやすい現象で、病気ではありません。
手足をぴくぴく動かしたり、突然「ワン!」と吠えたりする犬もいますが、特に心配しなくて大丈夫ですよ。
もしあまりにもうなされているようなら、そっと体に手を当ててあげると落ち着きやすくなります。

しゃっくりを効果的に止められる4つのポイント

しゃっくりを効果的に止められる4つのポイント

病気が原因の場合はのぞき、犬のしゃっくりは横隔膜のけいれんによって起こるものです。
そのため、しゃっくりを止めるためには「横隔膜のリズムを正常に整えること」が何よりも大切です。

①手で優しく口を閉じ、鼻の穴も塞いで数秒キープ

横隔膜のリズムを整えるために、いったん呼吸を止めてあげましょう。
あまり強くつかんだり、急に手を前に出すと犬がびっくりしてしまうので、あくまで優しくゆっくりと。
呼吸を数秒間止めるだけでも横隔膜のリズムは整いやすくなるため、試してみてください。

②フードを食べさせたり、水を飲ませたりする

何かを食べているうちに横隔膜のリズムが正常に戻ることもあります。
水を飲んでいる間にしゃっくりが出るとむせることがあるため、愛犬の様子には注意しましょう。

③みぞおちを優しくマッサージする

胃と肋骨の間にあるみぞおちを、円を描く様に優しくマッサージしてあげましょう。
強く押すと咳や嘔吐の原因になるため、あくまで優しく、犬が安心できるよう声をかけながら行います。

④軽い運動やおもちゃ遊びをする

軽く体を動かすことで横隔膜のリズムが整い、しゃっくりが止まることもあります。
しゃっくりが出ている時はどうしても自分に注意が向きやすいため、気を逸らす方法が効果的。
激しい運動をする必要はありませんが、軽くお散歩に出るといつのまにか止まっていることが多いですよ。

しゃっくりは食事の与え方を工夫して予防しよう

しゃっくりは食事の与え方を工夫して予防しよう

犬がしゃっくりを起こす割合は、食事の与え方を工夫することでだいぶ減らすことができます。
犬のしゃっくりは早食いが原因で起こることが多いため、まずは早食い防止用の食器を活用しましょう。
早食い防止用の食器は中に突起がついており、舌を上手に使わないとフードがすくえないようになっています。
できるだけゆっくりフードを食べさせることで、胃捻転や消化不良を防止することもできますよ。

また、消化不良によるしゃっくりを予防するには、ドライフードをふやかして与えることがポイント。
ドライフードがひたひたになるくらいお湯を入れることで、結果的に食事にかかる時間を延ばすことができます。
どうしても一気食いが直らない場合は、手間はかかりますがフードを少量ずつ与える方法がおすすめ。
愛犬のしゃっくりを予防するためには、とにかく犬が落ち着いて食事をとれるような工夫が大切です。