ジャックラッセルテリアがかかりやすい6つの病気。病気の症状や治療法、治療費の相場について

ジャックラッセルテリアがかかりやすい6つの病気。病気の症状や治療法、治療費の相場について

ジャックラッセルテリアは、小さな身体からは想像もつかないほどパワフルでタフな犬種です。
常に明るく活発なジャックラッセルテリアですが、かかりやすい病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気と症状、一般的な治療法や治療費についてご説明します。
病気の進行具合や動物動物病院によって治療費は変わりますが、ぜひ大体の相場観を知るために役立ててください。

小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」

小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」

後ろ足の膝蓋骨(膝の皿)が外れてしまい、脱臼した状態のことを指します。
膝蓋骨脱臼は、生まれつき大腿骨の溝が浅かったり、膝蓋骨を支える靱帯の力が弱かったりすることで発症します。
症状が軽度であれば、痛み止めの服用など内科的治療を行いますが、重症の場合には手術が必要になるため、慎重な経過観察が必要です。
なお、麻酔事故などのリスクを最小限にするためにも、膝蓋骨脱臼の手術はできるだけ犬が若いうちに受けることをおすすめします。

主な症状 足をかばって歩く、跛行(足を引きずるような歩行)、内股歩き
治療法 鎮痛剤の投与、レーザー治療による痛みの緩和、外科手術
治療費の相場 1~2万円程度(診察、検査、内服薬代として)※外科手術の場合は片足10~40万円程度が相場

インスリンの機能低下によって発症する「糖尿病」

インスリンの機能低下によって発症する「糖尿病」

膵臓で作られるインスリンが何らかの理由で上手く作用せず、持続的に血糖値が高くなる病気です。
初期の糖尿病は発見が難しく、ほとんどは病状が進んでから異変に気付くことになるため、普段から注意が必要です。
治療は血糖値のコントロールがメインで、発症後は生涯にわたってインスリンを投与しなくてはいけません。
インスリンは主に注射で投与を行いますが、慣れてくれば飼い主さん自身が自宅で行うことも可能です。(自己注射)

主な症状 飲水量や尿量が増える、食欲はあるのに体重が減る、嘔吐、下痢、神経障害
治療法 インスリンの投与、食事療法、運動療法、脱水を起こしている場合は点滴などを行うことも。
治療費の相場 毎月2~3万円程度(診察、検査、インスリン代として)

股関節の痛みが特徴「大腿骨頭壊死(レッグペルテス)」

股関節の痛みが特徴「大腿骨頭壊死(レッグペルテス)」

股関節を形成している大腿骨頭が壊死し、関節炎や骨折を引き起こす病気です。
明確な原因は分かっていませんが、遺伝的素因が影響しており、特に成長期の小型犬の発症リスクが高いといわれています。
治療は、内科的治療と外科的治療がありますが、ほとんどの場合は最終的に手術が必要になります。

主な症状 股関節の痛み、後肢の歩き方がおかしい、片足立ちで立つなど
治療法 鎮痛剤の投与、運動制限、怪獣管理、レーザー療法による痛みの緩和、大腿骨頭切除術
治療費の相場 5千~1万円程度(診察、検査、内服薬代として)※外科手術の場合は15~50万円程度と幅がある

神経の筋肉の伝達障害「重症筋無力症」

神経の筋肉の伝達障害「重症筋無力症」

神経と筋肉の刺激伝達に機能障害がみられる病気で、筋肉が上手く動かせなくなります。
この病気には先天性と後天性のものがあり、先天性のタイプでは若齢期から全身の筋肉が弱っていき、麻痺を起こします。
現時点で有効な治療法は見つかっていませんが、コリエンステラーゼ阻害薬の投与で症状の緩和が期待できます。

主な症状 筋力の低下·麻痺、運動時の筋脱力、巨大食道症による食後の嘔吐、呼吸困難、誤嚥性肺炎
治療法 コリエンステラーゼ阻害薬の投与によって神経の筋肉の伝達機能を上げる
治療費の相場 2~5万円程度(診察、血液·レントゲン·超音波検査代として)※筋電図や筋生検などは含まない

強い痛みを伴う眼疾患「網膜剥離」

強い痛みを伴う眼疾患「網膜剥離」

眼底の脈絡膜に存在する網膜がはがれてしまい、視力の低下がみられる病気です。
網膜剥離は、先天性のものと後天性のものとがありますが、初期では発見が難しく、かなり進行してから気付くことがほとんどです。
治療は、内服薬の投与やレーザー治療が基本で、基礎疾患がある場合はその治療も並行して行います。

主な症状 強い痛み、白目の充血、眼の中が赤くなる、よくモノにぶつかる、視力障害
治療法 消炎剤や利尿剤の投与、レーザー治療、基礎疾患への治療
治療費の相場 1~3万円程度(診察、検査、投薬代として) ※レーザー治療の場合は10~20万円程度が相場

転倒や落下の衝撃で起きる「骨折」

転倒や落下の衝撃で起きる「骨折」

ジャックラッセルテリアのように活発な犬種は、骨折リスクが高いといえます。
特にジャックラッセルテリアは怖いもの知らずなところがあり、高い場所から飛び降りた衝撃で骨折!なんてことも。
特に骨が弱い犬種というわけではありませんが、活発ゆえの転倒や落下にはくれぐれも注意しましょう。

治療法 ギプスなどで患部を固定、外科手術でピンやプレートを取り付けるなど
治療費の相場 3~5万円程度(診察、検査、投薬、ギプス固定代として)※外科手術の場合は10~40万円程度が相場

異変を感じた時はすぐに動物病院を受診しよう

異変を感じた時はすぐに動物病院を受診しよう

ジャックラッセルテリアは比較的丈夫な犬種ですが、場合によっては命に関わる病気になることもあります。
もしジャックラッセルテリアをお迎えしようと考えているのなら、あらかじめかかりやすい病気について知っておきましょう。
愛犬の様子に異変を感じた場合には、できるだけ早くかかりつけの動物病院で相談するようにしてくださいね。

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