アジリティーとは、飼い主と犬がペアになって行う障害物競争のこと。
数あるドッグスポーツのなかで1番人気がある種目で、例年多くの愛犬家たちが参加します。
今回は、そんなアジリティーの練習に必要な道具やトレーニング方法、おすすめの体験施設をご紹介します。
ぜひアジリティーに挑戦して、愛犬との暮らしをもっと楽しんでみませんか?
競技会というと、なんだか簡単には参加できないようなイメージがありますよね。
プロしか出れないと思いがちなアジリティー競技会ですが、基本的には誰でも参加が可能です。
血統書や紹介状がなくても全く問題はありませんので、安心してくださいね。
とはいえ、主催している団体によっては事前に会員登録が必要になる場合もあります。
日本国内でもっとも有名な競技会はJKCが主催しており、こちらはJKC会員のみが参加できます。
イベントに参加するための手続きや参加資格は主催団体によって違うため、事前にチェックしておきましょう。
誰でも参加できるアジリティーですが、もちろん最低限のしつけ・マナーは必要です。
飼い主の指示に従ってハードルを飛び越える、トンネルをくぐる、シーソーに乗ってゆっくり降りる。
これらのトレーニングは、「こい」「すわれ」など基本的なしつけが入っている前提で行うもの。
アジリティーはリードを外して行う競技ですから、しつけの出来ていない犬を参加させてはいけません。
競技会には見学の飼い主さんや犬たちも多いため、思わぬトラブルを招く可能性があります。
愛犬にアジリティーの楽しさを教えるためには、おやつを使うのが1番!
ハードルやトンネルなど馴染みのないものに慣れさせるためにも、おやつを有効に使いましょう。
アジリティーのコースには、ハードル、タイヤ、ポール、ウォール(壁)など様々な障害物が置いてあります。
それぞれの障害物を指示通りの動きでクリアするためには、怖がらせないことが大切なポイントです。
まずはおやつを使って障害物まで誘導し、近くまできたらおおげさに褒めながらおやつを与えましょう。
例えばトンネルなら、トンネルの入り口まで来れた時点でおやつを与えるようなイメージですね。
その後はトンネルの中に入れたらおやつ、最後までくぐれたらおやつ、など徐々に段階をあげていきます。
大好きなおやつを使いながら犬のモチベーションを上げ、「訓練=楽しい」と覚えさせましょう。
アジリティーに必要な道具はこれといってありません。
アジリティーで使う障害物は主催側が用意するため、首輪・リード・持ち運び用キャリーがあればOK。
トイレに困らないよう、トイレシートやうんち袋などのエチケットアイテムは必ず持っていきましょう。
会場で愛犬が落ち着かない場合に備えて、大好きなおやつを持参してもいいですね。
愛犬とのアジリティーを思いっきり楽しめるように、人の多い場所に行き慣れておくことをおすすめします。
お待たせいたしました、ここからはアジリティー体験ができる3つの施設をご紹介します。
どれも東京都内にあるアジリティー施設なので、比較的アクセスしやすいのが大きなメリットです。
無料体験レッスンがあるアジリティー施設で、ナイター設備も備えています。
初回の体験レッスンを受けて続けられそうであれば、そのまま本格的なレッスンに進んでもOK。
1クラス5頭までの完全予約制ですが、愛犬とゆっくり楽しみたい飼い主さんのために時間貸しも行っています。
住所 | 東京都瑞穂町駒形富士山516-1 |
|
|
電話番号 | 090-9140-1328 (代表:白井武寛) |
公式サイト | http://white-well.com/ |
どう行動すべきか犬自身に考えさせる、という英国式の考え方を取り入れた日本唯一のドッグスクールです。
こちらではアジリティーを飼い主さんと犬とのスキンシップとして取り入れており、あくまで遊びの一環として楽しんでいます。
競技会優勝など本格的なトレーニングではありませんが、アジリティーの基本はしっかりマスターすることができます。
住所 | 東京都世田谷区野沢2-14-3 サハラビル1F |
|
|
電話番号 | 03-6405-5113 |
公式サイト | http://our-way-dogschool.jp/ |
アジリティー競技会常連のインストラクターが運営しており、普通のしつけ教室を受講することもできます。
こちらの施設では、アジリティー初心者から本格的に取り組んでいる方まで幅広いペアがトレーニングに励んでいます。
また、アジリティー訓練と合わせて、アジリティーの基本である服従トレーニングも受けることができますよ。
住所 | 東京都あきる野市雨間1934-1 |
|
|
電話番号 | 090-3504-8402 (代表:三浦美紀) |
公式サイト | http://phoenixagility.web.fc2.com/ |
いかがでしたでしょうか。体験教室を通じてドッグスポーツの基本であるトレーニングも一緒に学び、愛犬と楽しいスポーツライフを過ごしてみましょう!
また国内最大規模の競技会を行うJKCでは、一部の訓練所を公認訓練所としています。
アジリティー用具が設置されている訓練所は少ないですが、訓練レベルはJKCのお墨付きです。
手続きさえ踏めば一般人でも利用することができるので、ぜひ活用してみてくださいね。
【一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)公認訓練所】
https://www.jkc.or.jp/modules/licenses/index.php?content_id=13