犬の歩き方を徹底解説!側対歩の原因や斜対歩との違いについて

犬の歩き方を徹底解説!側対歩の原因や斜対歩との違いについて

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あなたは愛犬の歩き方をじっくり観察したことがありますか?
犬の歩き方には複数の種類があり、歩き方をみれば犬の気持ちが分かるといわれています。
今回は、犬の歩き方の種類と特徴、珍しい歩き方や歩き方による犬の心理について解説します。

犬の歩き方は「斜対歩」と「側対歩」の2つ

犬の歩き方は「斜対歩」と「側対歩」の2つ

犬の歩き方には、大きく分けて「斜対歩」と「側対歩」の2つがあります。
斜対歩とは前足と後ろ足が左右対角で出る歩き方で、ほとんどの犬にとって基本の歩様です。

対して側対歩はキリンやゾウなど大型哺乳類の歩き方で、いわゆる「なんば歩き」と呼ばれるもの。
側対歩は筋肉を効率よく使用できる歩き方であり、オールド・イングリッシュ・シープドッグでは通常の歩様です。
イメージとしては、人間が緊張した場面で右手と右足が一緒に出てしまうようなもので、子犬や老犬に多くみられます。

一般的な犬の歩き方「斜対歩」には主に5種類ある

犬の基本的な歩き方は「常歩・速歩・駈足・襲歩」の5つです。
中には悪い歩き方とされるものもありますが、犬種によっては良いといわれることもあるので要注意。
それぞれの特徴や違いを知って、犬の歩き方についてより深く理解をしてみましょう。

常歩(なみあし)

ウォーク(Walk)と呼ばれる歩き方で、ゆったりとした一般的な歩様です。
右前肢→左後肢→左前肢→右後肢というように、対角にある脚の順番で上げ下ろしをします。

速歩(はやあし)

トロット(Trot)と呼ばれる歩き方で、ドッグショーではもっとも良いとされます。
対角にある脚が同時に地面を離れて同時に着地することから、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
スピードが上がると飛行速歩(フライングトロット)という、ジャーマンシェパードに多くみられる歩様になります。

駈足(かけあし)

キャンター(Canter)と呼ばれる歩き方で、軽く走る時の歩き方です。
脚を動かす順番は常歩に近く、多くの犬にとって一般的な駆け足です。

襲歩(しゅうほ)

ギャロップ(Gallup)と呼ばれる歩き方で、全力疾走をしている時の歩様です。
ドッグレースや獲物を追う時の歩様であり、猫科のチーターなどにもみられます。

犬が側対歩をする原因は色々ある

犬が側対歩をする原因は色々ある

では、犬が側対歩をする原因はなんでしょうか?
犬が側対歩をする原因としては、以下のようなものが挙げられます。

疲れ・肥満

筋肉が未発達の子犬や老犬は疲れやすいため、側対歩をしやすいです。
運動のし過ぎで疲れてしまい、一時的に側対歩になった場合は、しっかりと休ませてあげましょう
また、肥満気味の犬は筋肉や関節に負担がかかりやすく、自然と側対歩になりがちです。

緊張

緊張している時は、普段と違った歩き方をしてしまうことがあります。
側対歩は右手と右足が同時に出ているようなものなので、ドキドキしたり緊張したりするとなりやすいです。

ストレス

犬の歩き方には、ストレスも大きく関係しています。
ストレスが原因の場合、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげると斜対歩に戻りやすくなります。
なかなか外に出られない時は、室内遊びなどで上手にストレス発散をさせてあげてくださいね。

体の不調

怪我や病気など、体調不良で側対歩を起こしていることもあります。
側対歩は、犬の歩き方の中でもっとも体への負担が少なく、痛みや違和感を軽減できる歩様です。
愛犬が急に側対歩をするようになったら、他に変わったことはないかよく確認しましょう。

クセ

子犬の時から側対歩のクセがついていることもあります。
あまり知られていませんが、生まれた時から側対歩だったというケースは意外と多いもの。
犬が側対歩をしている時に少し走ってみて斜体歩になるようであれば、クセが原因だと考えられます。

側対歩自体は悪いことではない

側対歩自体は悪いことではない

側対歩は省エネな歩き方であり、側対歩そのものが悪いというわけではありません。
いわば「疲れたから足を組み替えた」程度のことなので、特に気にならなければ直す必要はないでしょう。
普段から愛犬がよく側対歩をしている場合でも、変わった様子がなければそのままで大丈夫ですよ。

ただし、もし側対歩以外に気になる様子が見られた時は、怪我や病気のサインかもしれません。
犬が足を引きずるようにしていたり、元気や食欲がない場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。

歩き方で愛犬の心理が分かる?

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歩き方をみれば、愛犬の心と体の調子を推測することができます。
例えば「側対歩をしているということは、緊張やストレスを感じているのかな?」という具合ですね。

また、犬のカーミングシグナルの中で「向こうから犬がきた時にスピードを緩める」というものがあります。
これは相手に対して敵意がないことを示す動作であり、無事にその場を乗り切りたいと犬が思っている証拠です。
他の犬とすれ違う時に弧を描くようにすれ違うのも同じく敵意がないことを示すもので、犬社会でのマナーといえるでしょう。

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犬の歩き方には色々な意味が隠されている

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犬の歩き方には、様々な意味や感情が隠されています。
時には怪我や病気のサインが出ていることもあるので、元気な時の歩き方を覚えておくこと。
ぜひ愛犬の歩き方を観察して、病気の早期発見はもちろん、愛犬とのより良いコミュニケーションに役立ててくださいね。