シャーペイ

シャーペイ

英名 Sharpei
原産国 中国
寿命 9歳~11歳
サイズ 中型犬
体重 18kg~25kg
体高 46cm~51cm

シャーペイの歴史

シャーペイの歴史

シャーペイは、中国南部の広東省で生まれた犬種です。
その歴史は非常に古く、紀元前200年には存在していたとされています。
なお、シャーペイは中国語で「ザラついた砂のような皮」という意味があり、シャーペイの外見をもとに名付けられました。

現存するシャーペイの歴史のうち、もっとも古い記録は1200年代とされています。
当時、シャーペイは食用肉や番犬、猟犬や闘犬など、幅広い用途で飼育されていました。
皮膚の大きなたるみが闘犬に向いているとされ、多くの闘犬家たちがこぞってシャーペイを飼育していたのです。

そんなシャーペイですが、1949年代に入り「犬の飼育は贅沢」という思想統制によって数が激減。
シャーペイだけではなく、多くの飼い犬が処分されてしまい、シャーペイの数は60頭あまりにも減ってしまいました
その際、主に生き残ったのは、中国の思想統制から逃れて香港で闘犬用として飼育されていたシャーペイです。

その後、香港で飼育されていたシャーペイは1973年にアメリカに渡り、繁殖されるようになります。
1年後の1974年には、AKC(アメリカンケネルクラブ)で正式に犬種として認められ、協会に登録されました。

なお、シャーペイはもともと40~70kgほどの体重がある大型犬でした。
しかし、アメリカで繁殖された際、遺伝性疾患の改善や闘犬の気質を抑えるために他の犬種を混ぜたことで、体型が変化。
当時の愛好家たちの努力によって、現在のシャーペイは、やや大きめの中型犬サイズになりました。

シャーペイの特徴や性格

シャーペイの特徴や性格

シャーペイは、皮膚がたるんだしわだらけの風貌と、青い舌が特徴的な犬種です。
つぶらな瞳はまるでぬいぐるみのように愛らしく、シャーペイ特有の無表情がなんとも可愛い印象を受けるでしょう。
全身たくましい筋肉に覆われており、がっしりとした骨太な体型がシャーペイの魅力です。

シャーペイの性格は、頑固で自立心が高く、常に冷静です。
状況を判断する能力に長けており、むやみにはしゃいだり、過度に甘えたりすることはありません。
忍耐強いため攻撃的になることは少ないですが、知らない人や動物に対しては警戒心を持って接します。
その反面、環境の変化にうまく順応できず、ストレスで体調を崩してしまうこともあるなど、不器用な一面もあります。

シャーペイの飼い方

シャーペイの飼い方

大きめの中型犬であるシャーペイですが、運動量はそれほど多くありません。
散歩は1日2回、各30分以上行えば十分であることから、中型犬にしては扱いやすい犬種といえるでしょう。
力が強く、リードを引っ張られると危険なので、引っ張り癖のしつけは子犬の頃からしっかりと行ってくださいね。

なお、シャーペイは暑さが非常に苦手で、夏場の日中は熱中症のリスクが高まります
室内は常に涼しい環境を維持できるようにし、散歩は気温が下がる夜に行うなど、工夫してあげましょう。

また、シャーペイのように自立心が強い犬は、一般的にしつけがしにくいといわれています。
飼い主がリーダーであり、どんな時も指示をきく必要があるということを、普段からしっかりと教えておきましょう。
シャーペイは信頼した相手に忠実な性格なので、お互いのためにも徹底した主従関係を築くことが大切です。

シャーペイは短毛種のため、被毛のお手入れは簡単です。
ただし、皮脂や汚れが溜まりやすいしわの間は、濡れたタオルなどで毎日ケアしてあげましょう。
特に梅雨時や夏場など、湿度が高い時期は汚れが原因で皮膚炎を起こしやすいので、注意してください。

シャーペイの毛色

シャーペイの毛色

シャーペイの毛色には「ブラック、ブラウン、クリーム、フォーン」など様々な種類があります。
シャーペイの場合、ホワイト以外すべての単色が認められていますが、ブチやスポットはあまり良いとされていません。
ただし、年齢とともにみられる自然な色調変化は許されており、歳をとると白い毛が徐々に増えていきます。

シャーペイの気をつけたい病気や怪我は?

シャーペイの気をつけたい病気や怪我は?

シャーペイは「眼疾患・皮膚疾患・家族性シャーペイ熱」に注意が必要です。

シャーペイは眼疾患の発症率が高く、緑内障やチェリーアイ、眼瞼内反やまつげ乱生などを起こしやすい犬種です。
また、皮膚のしわに汚れがたまりやすいことから、皮膚炎やムチン沈着症のリスクも高い傾向があり、清潔な環境維持が必須です。
皮膚のケアはこまめに行い、皮膚を異常に痒がるなどの症状がみられたら、早めに動物病院を受診しましょう。

更に、シャーペイはこの犬種特有の家族性シャーペイ熱という自己炎症性疾患にも気をつけなくてはいけません。
家族性シャーペイ熱は、微熱や倦怠感、胃腸トラブルや後ろ足のかかとが腫れるなどの症状がみられる病気です。
この病気の原因はまだはっきりしていませんが、季節や気候の変化などによるストレスが引き金になるといわれています。
シャーペイは忍耐強いぶん、内にストレスをため込んでしまう傾向があるので、早期発見ができるよう普段からよく様子をみておきましょう。