カーリーコーテッドレトリバー

カーリーコーテッドレトリバー

英名 Curly-Coated Retriever
原産国 イギリス(イングランド)
寿命 12歳〜13歳
サイズ 大型犬
体重 32kg~36kg
体高 64cm~69cm

カーリーコーテッドレトリバーの歴史

カーリーコーテッドレトリバーの歴史

カーリーコーテッドレトリバーは「もっとも古いレトリーバー種」と呼ばれる犬種です。
もっとも古い記録は1803年ですが、17~18世紀頃には既に犬種として存在していた可能性が高いのだとか。
どちらにせよ猟師などの言い伝えから推察するに、カーリーコーテッドレトリバーの歴史はかなり古いようです。

カーリーコーテッドレトリバーの作出に使用された主な犬種は、イングリッシュ・ウォーター・スパニエルです。
そのほか、アイリッシュ・ウォーター・スパニエル、ニューファンドランド、セッターなどの土着犬も交配・作出に関与しました。
19世紀には、寒さや障害物から身を守れるよう、プードルの血統を導入し、より強調された巻き毛が完成しました。

優れた猟犬としての能力が認められ、多くの猟師に愛されてきたカーリーコーテッドレトリバーは、はじめこそ猟師たちにしか知られていませんでしたが、その愛らしい性格から、徐々に家庭犬としての魅力が広まることになっていきます。
1860年にはイギリスのドッグショーに初出展し、1913年には犬種として正式に認められ、登録が行われました。

なお、この頃になるとカーリーコーテッドレトリバーは、ニュージーランドやアメリカ、オーストラリアへ輸出されるようになります。
1924年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)にも登録されましたが、第一次・第二次世界大戦の影響で数が激減
原産国であるイギリス国内でも、絶滅寸前にまで減少してしまい、犬種としての存続が難しくなりました。

その後、1940年代に入って争いが収束すると、カーリーコーテッドレトリバーの愛好家たちが犬種の再生に乗り出します。
愛好家たちの努力が実を結び、カーリーコーテッドレトリバーの数は少しずつ増えていき、幸い絶滅の危機を脱することができました。
日本ではあまり知られていない犬種ですが、海外では安定した頭数を維持できており、現在も多くの人に愛され、親しまれています。

カーリーコーテッドレトリバーの特徴や性格

カーリーコーテッドレトリバーの特徴や性格

カーリーコーテッドレトリバーは、くるくるとカールした被毛が特徴的な犬種です。
他のレトリーバー種と比べるとやや細身ですが、明るく優しい性格はレトリーバーそのもの。
とても愛情深く、なつっこい性格なので、人とのコミュニケーションや触れ合いを好む可愛らしい性格です。

明るい性格ゆえ、若いころははしゃぎ過ぎることもありますが、興奮による攻撃性はほぼありません。
基本的に行儀のよい犬で、知らない人や動物にもフレンドリーに接することができ、誰からも愛される性格です。
仕事に対する責任感が強いので、暮らしの中で何かしら仕事を与えてあげると、毎日喜んで取り組みます。

カーリーコーテッドレトリバーの飼い方

カーリーコーテッドレトリバーの飼い方

猟犬として活躍していたカーリーコーテッドレトリバーは、多くの運動量を必要とする犬種です。
散歩は1日2回、各1時間以上は行うようにし、週に1度はドッグランなどで思いっきり運動させてあげましょう。

なお、この犬種はフライングディスクやアジリティなどのドッグスポーツにも向いています。
泳ぐのも好きなので、暖かい時期は川やプールなどで遊ばせてあげると、良いストレス解消になります。

カーリーコーテッドレトリバーは賢く、しつけも難しくありません。
人の感情を読み取る力に長けているので、十分な信頼関係ができれば、素晴らしいパートナーになるでしょう。
小さなこどもや他の動物とも仲良くできるため、家族の一員として迎え入れやすい犬種といえます。

また、カーリーコーテッドレトリバーは、日々の手入れもそれほど大変ではありません。
通常時は週に1~2回程度のブラッシングと月に1~2回のシャンプーで、十分に清潔を保つことができます。
シャンプー後、ブラシを念入りにかけると毛のカールが伸びてしまうので、形を整えながら乾かすことが大切です。

カーリーコーテッドレトリバーの毛色

カーリーコーテッドレトリバーの毛色

カーリーコーテッドレトリバーの毛色は、ブラックとレバーの2種類です。
いずれも単色であり、2色が組み合わさったカラーはカーリーコーテッドレトリバーに存在しません。
なお、日本ではブラックのカラーが主流ですが、海外ではレバーもよくみられます。

カーリーコーテッドレトリバーの気をつけたい病気や怪我は?

カーリーコーテッドレトリバーの気をつけたい病気や怪我は?

カーリーコーテッドレトリバーは「股関節形成不全・胃捻転」に注意が必要です。
股関節形成不全は、生まれつき骨盤のくぼみが浅かったり、大腿骨が変形していることで、歩く際に痛みを生じます。
胃捻転は、胃が何らかの原因で拡張・ねじれを起こして血流が遮断され、ショック状態に陥る病気です。
いずれも適切な治療を必要とする病気であるため、様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。

また、カーリーコーテッドレトリバーは皮膚病や、眼疾患の発病リスクも高いといわれています。
特に発症リスクが高い病気としては、角膜シストロフィーや白内障、進行性網膜萎縮症や緑内障などがあります。
遺伝性の病気が多いため、予防が難しいケースも多々ありますが、普段から様子をみておくことが大切です。

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