犬がトイレの時にくるくる回るのはなぜ?犬のトイレに関する豆知識

犬がトイレの時にくるくる回るのはなぜ?犬のトイレに関する豆知識

トイレをする前、必ず「くるくる」と回ってから腰を落とす愛犬…。
犬と暮らす人なら見慣れた光景ですが、この行動にはどんな意味があるのでしょうか?
今回は、犬がトイレの時にくるくる回る理由など、犬のトイレに関わるちょっとした豆知識をご紹介します。

くるくる回る=トイレサイン

くるくる回る=トイレサイン

犬がくるくると回り始めたら、それはトイレをしたいと思っているサインです。
寝起き、食後、運動の後はトイレのサインがみられやすいので、トイレのしつけ中は見逃さないようにしましょう。

誰も教えていないのに、犬はまだ子犬の頃から自然とトイレ前にくるくる回ります
子犬の頃はトイレの回数が多いので、トイレサインはそのつど読めるようになるとよいでしょう。
では、そもそもなぜ犬はトイレの時にくるくる回るのでしょうか?

犬がトイレ前にくるくる回る「本当の理由」は分かっていない

犬がトイレ前にくるくる回る「本当の理由」は分かっていない

同じ場所を行ったり来たりしたり、くるくると落ち着きなく回ったり。
こうしたトイレ前の行動はほとんどすべての犬にみられますが、明確な理由は今のところ分かっていません。
いくつかの仮説は存在するものの、まだ本当の理由については解明されていないのです。

とはいえ、トイレ前のくるくるは毎日見る行動ですから、どうしても理由が気になる方も多いはず。
そこでここからは、犬がトイレ前にくるくる回る理由として考えられている4つの仮説についてご紹介します。
あなたの予想に近いものはあるでしょうか?ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね。

仮説①:地面についた他の動物のニオイを嗅いでいる

仮説①:地面についた他の動物のニオイを嗅いでいる

まず一つ目は、ここが危険な場所ではないか、ニオイを嗅いで確認しているという説です。
くるくると回りながら全方向のニオイを嗅ぐことで、天敵がいないか確かめているというわけですね。
犬が排泄前にくるくる回る理由は、野生時代の警戒心が残っているから、かもしれませんね。
排泄中は無防備な状態なので、事前に回りの状況を確認しておきたいのかも?

仮説②:足場を固めるために地ならししている

仮説②:足場を固めるために地ならししている

くるくると回って地ならしをすることで、足場を固めているという説もあります。
足場が不安定なところでは安心して排泄できませんし、万が一崩れたりしたら大変です。
落ち着いて排泄できる場所を作るため、当時から犬はくるくると回っていたのかもしれませんね。

また、草むらなどで排泄をする場合、草を踏み固めることで陰部に草が触れづらくなります。
余計な刺激があると排泄に集中できなくなってしまうので、犬にとってはこれもメリットもひとつ。
くるくると回りながら周囲を確かめることで、危険な虫がいないか確認も可能になるでしょう。

仮説③:尿意・便意があって落ち着かない

仮説③:尿意・便意があって落ち着かない

犬がくるくると回る理由は、尿意や便意が原因かもしれません。
私たち人間もそうですが、腸がぐるぐると動いたり、膀胱が張ったりすると、犬は体の違和感を感じます。
トイレ前にくるくると回るのは、こうした違和感を解消したいと思っている証拠かも。
犬なりに、体内の違和感を表現しようとして、独特の行動を取っているとも考えられるでしょう。

仮説④:地球の磁場を確認し、南北の方角を探している

仮説④:地球の磁場を確認し、南北の方角を探している

犬がトイレ前にくるくる回る理由として、もっとも有力だと考えられている説です。
海外の研究によると、ほとんどの犬は排便時に南北の方角に体の軸を沿わせる傾向があるのだとか。
2000頭近い犬を観察してみたところ、なんと80%以上の犬が頭を北か南に向けていることが分かりました。

なお、この現象は地球の磁場が安定している時によく見られ、磁場が乱れによって結果は異なります。
本当に磁力を図る能力を持っているのか、なぜ磁場が分かるのかは分かっていませんが、とても興味深いですよね。
犬が排便の前にくるくると回るのは、もっとも違和感のない方角を探しているからなのかもしれません。

犬と磁力の関係については未解明な部分が多い

犬と磁力の関係については未解明な部分が多い

「犬は磁器覚を持っている」という説は、100年近く前から提唱されています
というのも、犬は遠く離れた場所からでも、自発的に自宅に戻ることができるとされていたからです。
これは、いわゆる帰巣本能がなせる行動であり、地球の磁場を感じ取る能力が必要になります。

また、2017年に実施された実験でも、犬と磁力には何らかの関係があると報告されています。
東側と北側にそれぞれおやつを置いた時、なぜか北側を選ぶ犬ばかりという奇妙な現象がみられたのです。

その他、犬は嗅覚や視覚情報がない状態でも、訓練すれば磁石を見つけることができるという報告も上がっています。
犬と磁力の関係については、まだ未解明な部分が多いですが、なんだかワクワクしますよね。

トイレ前のくるくるは犬にとって大切なこと

トイレ前のくるくるは犬にとって大切なこと

犬がトイレ前にくるくる回る理由について、現時点ではっきりしたことは分かっていません。
ただ、数ある仮説の中でもっとも有力視され、研究されているのは「地球の磁場を確認している」という説です。
もしかすると、愛犬がしきりにくるくる回るのは、排泄に最適な磁場を探しているからなのかも…。

もし愛犬用のトイレを部屋に設置する際は、磁力が強いものから離れた場所を選ぶといいかもしれません。
愛犬が思う存分くるくる回れるように、トイレ周りは常にスッキリさせておきましょう。