犬はかぼちゃを食べても大丈夫?犬にかぼちゃを与えるメリットと注意点

犬はかぼちゃを食べても大丈夫?犬にかぼちゃを与えるメリットと注意点

かぼちゃは、夏から秋にかけて旬を迎えるウリ科カボチャ属の野菜です。
ねっとりした甘味が魅力的なかぼちゃですが、犬に与えても良いのでしょうか?
今回は、かぼちゃの栄養と効能、愛犬に与える時の注意点を解説します。

犬はかぼちゃを食べても大丈夫

犬はかぼちゃを食べても大丈夫

まず初めに、かぼちゃは、犬に与えても良い食べ物です。
生のままで与えたり、一度にたくさん食べると消化不良を起こすことがあるので、少量を加熱して与えましょう。
かぼちゃの皮は食べても問題ありませんが、犬が消化しやすいように柔らかく煮てあげるのがおすすめ。
種はのどに詰まる可能性があり、消化にも良くないので、取り除いてからあげるようにしましょう。

ちなみに、かぼちゃは60℃前後の低温でじっくり加熱すると、でんぷんが糖に変わって甘味が増します
強火で加熱したり、電子レンジを使って温めると、甘味がでにくくなってしまうので、オーブン調理などがおすすめ。
かぼちゃの甘味をもっと引き出せるのは「蒸す」方法なので、時間がある時にはぜひ試してみてくださいね。

【かぼちゃのメリット】便秘解消・免疫力アップ・アンチエイジング効果も

【かぼちゃのメリット】便秘解消・免疫力アップ・アンチエイジング効果も

かぼちゃには食物繊維が豊富に含まれており、腸内の環境を整える効果が期待できます。
皮やわたの部分は特に食物繊維が多く、便秘解消や予防にも効果があるので、便秘体質の犬におすすめです。
水溶性・不溶性、どちらの食物繊維もバランスよく含まれており、お腹が弱い愛犬にも安心して与えられますね。

また、かぼちゃには、ビタミンC、E、βカロテンなど、免疫力を高める成分が豊富に含まれています。
特に多く含まれているβカロテンは強い抗酸化作用があり、犬の皮膚・被毛や粘膜の健康を効率的にサポートしてくれます。
なお、βカロテンが元となって産生されるビタミンAには、ガンの原因である活性酸素を除去する働きもあります。

その他、かぼちゃには、細胞を活性化させて血行を改善するビタミンEも含まれており、老化防止に効果的。
骨や歯の健康に関わるカルシウムや、利尿作用のあるカリウムなどのミネラルも、かぼちゃを食べることで摂取できます。

【注意点①】かぼちゃのカロリーは「91kcal/100g」と、やや高め

【注意点①】かぼちゃのカロリーは「91kcal/100g」と、やや高め

かぼちゃのカロリーは野菜のなかではやや高めなので、与えすぎには注意しましょう。
体重や犬種、運動量によって最適な量は変わりますが、あくまで副食・おやつとして与えてくださいね。

なお、数ある野菜のなかでも、かぼちゃは特に炭水化物量が多いため、腹持ちがよいという特徴があります。
上手に使えばダイエット効果も期待できますが、基本的に犬の食事はタンパク質をメインにするようにしましょう。

ちなみに、スーパーでよく見かける西洋かぼちゃのカロリーは100gあたり91kcalです。
甘味が少なく、粘りけが強い日本かぼちゃは100gあたり50kcalと低めなので、肥満ぎみの場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
西洋かぼちゃほどではありませんが、じっくり低温で加熱することで甘味を最大限に引き出すことができます。

【注意点②】まれに食中毒を起こす成分が含まれていることがある

【注意点②】まれに食中毒を起こす成分が含まれていることがある

かぼちゃには、まれにククルビタシンという苦み成分が含まれているものがあります。
ククルビタシンはウリ科の植物が持つステロイドの一種で、食用のかぼちゃには通常含まれていません。
しかし、まれに観賞用かぼちゃとの自然交雑によってククルビタシンを含むかぼちゃができてしまうことがあります。
ククルビタシンは大量に摂取すると、腹痛、下痢、嘔吐などの食中毒を引き起こすため、注意が必要です。

ククルビタシンを含むかぼちゃには強い苦みがあるので、食べればすぐに分かります。
小型犬の場合、少量であっても中毒を起こす可能性があるため、まずは飼い主さんが味見をしてから与えましょう。
もし愛犬に気になる症状がみられたら、できるだけ早く動物病院を受診するようにしてくださいね。

皮と果肉の間に白い塊が…かぼちゃのクリスタル症状って?

皮と果肉の間に白い塊が…かぼちゃのクリスタル症状って?

かぼちゃの中には、皮と果肉の間に白い塊のようなものがみられるものがあります。
これは「クリスタル症状」と呼ばれるかぼちゃ特有のもので、かぼちゃの生育環境によって起こるものです。
クリスタル症状は、高温や乾燥にさらされた際に発生する生理現象であり、安全性に問題はありません
雨不足などで、かぼちゃの果肉が脱水症状を起こしてしまったことが原因なので、安心して与えて大丈夫です。

ただ、クリスタル症状を起こしているかぼちゃは、薬品やカビのようなニオイがするため、あまりおいしくないかも。
ククルビタシンほどではないですが、苦みもあるので、もったいないですが処分したほうが良いでしょう。

かぼちゃは犬に与えてもOK!与える量や中毒には注意しよう

かぼちゃは犬に与えてもOK!与える量や中毒には注意しよう

かぼちゃには様々な栄養素が含まれており、犬が食べても大丈夫です。
西洋かぼちゃはカロリーがやや高いため、与えすぎには注意が必要ですが、適量であればOK。
甘味が強いわりにはヘルシーなので、おやつ代わりにあげてもいいでしょう。

食中毒を避けるため、愛犬にかぼちゃを与える前は、飼い主さんが味見をすることも大切です。
ククルビタシンを含んでいるかどうかは、外見上まったく分からないので、十分気をつけてくださいね。
ぜひ、かぼちゃの持つ健康効果を利用して、愛犬の元気をサポートしてあげましょう。