ドッグトレーナーはどう選ぶ?ドッグトレーナーにお願いできるしつけとは
愛犬のしつけをドッグトレーナーに依頼したい場合、どうやってドッグトレーナーを探せばよいのでしょうか?
今回は、ドッグトレーナーを探す際のポイントやドッグトレーナーにお願いできる基本的なしつけをご紹介します。
「ドッグトレーナーに興味がある方」「愛犬のしつけに悩んでいる方」は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ドッグトレーナーは家庭犬にしつけを行う専門家
ドッグトレーナーとは、人と暮らすうえで必要なルールやマナーを犬に教える専門家です。
盲導犬や警察犬などを育成する訓練士とは違い、対象はあくまでペットとして飼われている家庭犬のみ。
留守番や散歩、トイレのしつけなどを行い、必要に応じて飼い主へのアドバイスも行います。
なお、ドッグトレーナーになるのに資格は必ずしも必要ではありません。
トレーナーごとに考え方・しつけの方針が異なるため、誰を選べばよいのか迷ってしまうことも多いでしょう。
では、自分に合ったドッグトレーナーを見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか?
愛犬の性格に合ったドッグトレーナーを見つけることが大切
ドッグトレーナーを選ぶ時は、愛犬の性格を考慮することがもっとも大切です。
例えば、臆病な犬や不安感が強い犬の場合、他の犬と一緒にトレーニングする方針のトレーナーは合いません。
犬にとって他犬と交友を深めることは大切なことですが、個別レッスンから始めたほうが良い場合もあるということですね、
愛犬のしつけを効率よく進めるためには、愛犬の性格に合ったレッスンを受けることがなによりも重要なのです。
また、「トレーニングにおやつを使用するか」という点も、ドッグトレーナーによって方針が分かれる部分です。
どちらが正しいというわけではありませんが、食いしん坊の犬にはおやつを使ったトレーニングのほうがより効果的です。
一方、おやつより褒め言葉を喜ぶ犬の場合には、スキンシップの多いドッグトレーナーが合っていると考えられます。
愛犬がどんな性格をしているか、改めて考えてみることで、ドッグトレーナー選びは楽になるといえるでしょう。
通いやすい距離のドッグスクールをピックアップしよう
ドッグトレーナーを見つける時は、まず「犬のしつけ教室・ドッグスクール」を探しましょう。
中規模以上のドッグスクールには複数のトレーナーが在籍しており、資格を持っている人も珍しくありません。
スクールによっては実際のトレーニング風景を見学できるところもあるため、ドッグトレーナー探しの参考になるでしょう。
ドッグトレーナーのなかには、固定のドッグスクールに所属せず、個人で活動している方もいます。
個人のドッグトレーナーのほとんどは専用のホームページを持っているので、まずはネットなどで検索をかけてみましょう。
どんなに良いトレーナーでもあまりに遠すぎると通うのが大変ですから、まずは近隣地域で調べるのがポイント。
良さそうなドッグトレーナーはメモしておき、後で条件などを比較して絞り込んでいきます。
ドッグトレーナーの経歴・トレーニング実績・口コミ評価も参考にして
資格が必須でないということは、裏を返せば誰でもドッグトレーナーを名乗ることができるということです。
安くないお金をかけて、大切な愛犬を任せるのですから、事前に集められる情報は徹底的に調べましょう。
トレーナーの過去の実績や基本方針、どのくらいの期間でトレーニング修了なのか、利用者の実際の声も気になるところです。
口コミサイトやSNSなどで利用者の声を探し、悪い評価の有無や満足度について確認しておくと安心ですよ。
ドッグトレーナーに教わるしつけにはどんなものがある?
ドッグトレーナーによる犬のしつけでは、家庭犬としてのルールやマナーを教わるのが一般的です。
犬の月齢や理解度によってトレーニング内容は異なりますが、ここでは基本のしつけについて簡単にご紹介します。
トイレトレーニング
室内の決まった場所でおしっこ・うんちができるよう、犬にトイレを教えるトレーニングです。
トイレトレーニングは犬を迎えた初日から行う必要があり、トレーニングの登竜門といえるしつけです。
クレートトレーニング(ハウス)
飼い主の指示があった場合、クレート(屋根付きのハウス)に入るよう教えます。
クレートは犬にとって巣穴のようなもので、犬が本能的に求める「安心できる場所」でなければいけません。
クレートトレーニングはトイレトレーニングにも活用できるしつけであり、家庭犬には必要不可欠です。
ボディコントロール
身体のどこを触っても嫌がらないように、全身をなでたり、抱っこすることを繰り返して慣らしていきます。
ボディコントロールを行うことで、動物病院で治療を行う際やトリミングサロンでも、落ち着いて過ごすことが出来るようになります。
オービディエンストレーニング
オスワリやマテ、フセなど、日々の生活で用いるコマンドを教えることです。
オービディエンストレーニングを徹底することで、どんな状況でも飼い主の指示に従って安全に過ごすことが可能です。
コマンドは犬とのコミュニケーションや遊びとしても活用できるため、ぜひ楽しんで教えてあげたいしつけです。
リーダーウォーク
散歩など、外出時に犬が飼い主の横に並んで歩くようにするトレーニングです。
犬が自分勝手に歩いたり、突然勢いよく走りだしたりすると、犬にとっても飼い主にとっても危険を伴います。
お互いの安全を守るためにも、散歩に連れ出す際は必ずマスターさせておきたいしつけです。
その他、問題行動の改善もドッグトレーナーにお願いできる
噛み癖・吠え癖・分離不安症による攻撃行動など、犬の問題行動はたくさんあります。
こうした問題行動は改善までに時間がかかることが多く、間違った方法で状態を悪化させてしまうことも珍しくありません。
その点、ドッグトレーナーは犬のしつけにおいて専門家ですから、こうした問題行動の改善にも力になってくれます。
なお、問題行動改善の場合、ドッグトレーナーによって得意分野はそれぞれ異なります。
犬の問題行動があまりにもひどく、危険と判断された際は、トレーニングを断られる可能性もあります。
もし愛犬に問題行動がみられた場合は、できるだけ早く専門家に相談し、適切なトレーニングを受けるようにしましょう。
十分なリサーチで愛犬にぴったりのドッグトレーナーを見つけよう
ひとくちにドッグトレーナーといっても、トレーニングの方針や進め方は人によって違います。
「この人に愛犬を任せたい」と思えるようなドッグトレーナーを見つけるためには、事前のリサーチがとても重要です。
ぜひ愛犬に合ったドッグトレーナーを見つけて、愛犬との生活をより幸せに、楽しいものにしていきましょう。