アメリカンスタッフォードシャーテリア

アメリカンスタッフォードシャーテリア

英名 American Staffordshire Terrier
原産国 イギリス
寿命 12歳〜14歳
サイズ 中型犬
体重 18kg〜23kg
体高 43cm〜48cm

アメリカンスタッフォードシャーテリアの歴史

アメリカンスタッフォードシャーテリアの歴史

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、スタッフォードシャーブルテリアを改良した犬種です。
スタッフォードシャーブルテリアは小さめの中型犬ですが、当時のアメリカでは、体の大きな犬が好まれていました。
そのため、スタッフォードシャーブルテリアにマスティフなどを交配させ、体を大きくしたのがアメリカンスタッフォードシャーテリアです。

同時に、スタッフォードシャーテリアのなかでも闘争心が強い個体同士を交配させ、闘犬向きの気質を持たせる動きもみられるように。
世界各国で闘犬が行われていた19世紀後半まで、アメリカンスタッフォードシャーテリアは主に「闘犬用の犬種」として扱われていました。
どんなに激しく戦っている最中でも、飼い主の命令ひとつでピタリと動きを止められる服従心の高さが、闘犬に最適とされたのですね。

しかし、20世紀に入って闘犬が禁止されるようになると、アメリカンスタッフォードシャーテリアの数は徐々に減少します。
そこでアメリカンスタッフォードシャーテリアの愛好家たちは、この犬種をペットとして飼いたいと考え、計画的・選択的な繁殖を行います。
闘犬向きで攻撃的な性格を持つ個体を繁殖過程から取り除き、スタッフォードシャーテリアの性格を穏やかで友好的なものにしたのです。

そのかいあって、スタッフォードシャーテリアは1972年に「家庭犬」として正式に認められました。
正式な名前が長いことから、現在は「アム・スタッフ」という愛称で家庭犬として広く親しまれているスタッフォードシャーテリア。
闘犬種としてではなく、あくまで家庭犬として認識されており、FCI(国際畜犬連盟)やAKC(アメリカンケネルクラブ)にも登録されています。

なお、アメリカンスタッフォードシャーテリアとアメリカンピットブルテリアは、非常によく似た見た目をしています。
この2犬種は、闘犬が広く行われていた19世紀後半まで同犬種として扱われていましたが、品種改良によって異なる気質を持つようになりました。
今なお闘犬の性質を強めた繁殖が行われているアメリカンピットブルは、現在もFCIやAKCには犬種として公認されていません。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴や性格

アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴や性格

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、がっちりした体つきが特徴の中型犬です。
目で分かるほどの筋肉と大きく丸い頭部、耳はたれ耳か巻き耳で、マズルはやや短めなのが、この犬種の大きな特徴。
あごの力が非常に強く、見た目だけでいえばまさに闘犬種といえる体格を持った犬種といえるでしょう。

屈強な見た目に反して、アメリカンスタッフォードシャーテリアは非常に愛情深い性格です。
現在のアメリカンスタッフォードシャーテリアは、闘犬の攻撃性を排除して繁殖されており、穏やかな気質を持っています。
力は相変わらず強いものの、基本的には明るく友好的な性格なので、闘犬種の中では非常に飼いやすい犬といえます。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方

アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方

アメリカンスタッフォードシャーテリアは多くの運動量を必要とするため、毎日1時間以上の散歩が必要です。
力が強いぶん徹底した服従訓練が必要ですが、基本的には友好的な性格なので、やみくもに喧嘩をしかけるようなことはありません。
遊びやトレーニングを行う時は、攻撃性を刺激するようなものは避け、しつけは犬の服従心を引き出せる方法で行いましょう。

なお、アメリカンスタッフォードシャーテリアには頑固な面があり、ややしつけにくい傾向があります。
一度リーダーとして認めた相手には従順になりますが、力だけで抑え込もうとすると反発し、かたくなな性格になってしまいがちです。
アメリカンスタッフォードシャーテリアと接する時は、威厳を持ちつつ優しく、どっしりと構えることを心がけてくださいね。

また、アメリカンスタッフォードシャーテリアは短毛犬種のため、被毛のお手入れは楽です。
週に1回程度ブラッシングを行い、月に1度シャンプーをしてあげれば、十分清潔を保つことができるでしょう。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの毛色

アメリカンスタッフォードシャーテリアの毛色

アメリカンスタッフォードシャーテリアには、ブルー、ブリンドル、ブラック&ホワイトなどの毛色があります。
好まれるのは、レッド、フォーン、ホワイト、ブラック、ブルーなどで、これらの色にホワイトやパッチ(班)が入るものも存在します。
なお、ホワイトが組み合わさるものとパッチが入るカラーの場合、白の面積が80%以上のものは好ましくないとされています。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの気をつけたい病気や怪我は?

アメリカンスタッフォードシャーテリアの気をつけたい病気や怪我は?

アメリカンスタッフォードシャーテリアは「眼疾患・股関節形成不全・腫瘍」に注意が必要な犬種です。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、緑内障や白内障などのリスクが高いといわれています。
チェリーアイと呼ばれる、目頭のある第三眼瞼(瞬膜)が飛び出してしまう病気にもなりやすい傾向があります。

また、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、遺伝的に股関節形成不全になりやすい犬種でもあります。
股関節形成不全とは、発育段階に何らかの原因で股関節に異常が出る病気で、小型犬よりも中型犬・大型犬に多く発症します。
その他、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、がんなどの悪性腫瘍もできやすいといわれており注意が必要です。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは我慢強い性格をしているため、病気の発見が遅れる傾向があります。
できるだけ早期に病気を発見し、治療を行うことができるよう、普段からよく様子をみておくことが大切といえるでしょう。

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