シーリハムテリア

シーリハムテリア

英名 Sealyham Terrier
原産国 イギリス(ウェールズ)
寿命 12歳〜14歳
サイズ 小型犬
体重 8kg〜9kg
体高 25cm~30cm

シーリハムテリアの歴史

シーリハムテリアの歴史

シーリハムテリアは、イギリスのシーリハムに住んでいた猟師「J・エドワーズ氏」が作出した犬種です。
1850年、J・エドワーズ氏は優れた能力の猟犬を作ろうと様々な犬の交配をはじめ、徹底的な選別を行いました。
選別は、個体の闘争心を試すテストを行い、強い犬のみを残すというもので、弱い犬は徹底して排除されたといわれています。
こうした選別を30年以上にわたって繰り返した結果、シーリハムテリアの気質は非常に猟欲が強いものになったのです。

掛け合わされた主な犬種は、ダンディ・ディンモントテリア、ワイアーフォクステリアではないかといわれています。
白い被毛はウェストハイランド・ホワイトテリアから受け継いでおり、その高い闘争心はブル・テリアから伝わっているようですね。
そのほか、キツネなど獣の巣穴に入りやすいよう、ウェルシュ・コーギーを掛け合わせて足を短くしたとも推察されています。

その後、1891年にJ・エドワーズ氏が亡くなると、シーリハムテリアを取り巻く環境は徐々に変わっていきます。
まず、シーリハムテリアの愛好家であるフレッド・ルイス氏が、1903年にシーリハムテリアをイギリスのドッグショーに出展します。
ショーでは特徴ある容姿とテリア気質が話題となり、1911年にはイギリスケネルクラブで犬種として正式に認められました。

なお、当時のシーリハムテリアが持っていた激しい気質は現在、ブリーダーたちによってだいぶ弱められています。
強い猟欲は取り除かれ、家庭犬として扱いやすい性格になるよう育種が続けられた結果、現在のシーリハムテリアがあるのです。

ただ、シーリハムテリアの気質改善に疑問の声を上げる愛好家も存在します。
一部の愛好家たちは、シーリハムテリア本来の気質を特性として残すべきという考え方を今も持っているのです。
そのため、わずかではありますが現在もイギリス国内を中心に、当時の気質を持ったシーリハムテリアの繁殖は続けられています。

シーリハムテリアの特徴や性格

シーリハムテリアの特徴や性格

シーリハムテリアは、ホワイトの被毛と抜けた顔立ちが愛らしい犬種です。
まん丸な目と垂れた耳、まっすぐな前足に重心をかけた立ち姿が凛々しく、とても印象的でしょう。
しっぽはピンと上に向かっていますが、ブリーダーによっては断尾することもあります。

シーリハムテリアの性格は、陽気で前向き、やんちゃで頑固なマイペース
負けず嫌いで売られた喧嘩は買う!という性格であり、まさに「テリアキャラクター」そのものといえます。
家族に対しては優しく接することができるため、小さいこどもや他の動物とも仲良くできますよ。

なお、シーリハムテリアはプライドが高く、無礼な態度をとられると本気で怒ります。
警戒心が強いため、見知らぬ人や動物に対しては距離を置くことも多く、番犬に向いている犬種です。
自分の時間を大切にするタイプなので、留守番も比較的スムーズにできますが、飼育は中級者向きといってよいでしょう。

シーリハムテリアの飼い方

シーリハムテリアの飼い方

シーリハムテリアは活発で遊び好きな性格なので、毎日しっかりと運動させる必要があります。
散歩は1日2回、各30分以上行うようにし、可能であればボール遊びなどのゲームを取り入れてあげましょう。

シーリハムテリアは頑固な一面があり、他のテリア種同様しつけがしにくい犬種です。
テリアらしい気の強さとマイペースさを持っているので、しつけは子犬の頃から根気強く行うこと。
他の犬と接する機会をできる限り作り、社会性を養っておくことで、成長後に他犬とトラブルを起こすリスクが少なくなります。

また、シーリハムテリアは吠え声が大きく、無駄吠え癖がついてしまうと大変です。
飼い主の指示を理解する賢さはしっかり持っているので、ダメなことはダメと毅然とした態度で伝えましょう。
力で抑え込むような教え方はかえって反抗心を生むため、適度に褒めて育てることが大切です。

なお、シーリハムテリアは長毛種のため、比較的こまめなお手入れが必要です。
週に2~3回はブラッシングをし、数か月に1度はトリミングサロンでシャンプー・カットをしてもらいましょう。
換毛期は大量の毛が抜け替わるため、ブラッシングは毎日行うことをおすすめします。

シーリハムテリアの毛色

シーリハムテリアの毛色

シーリハムテリアの主な毛色はホワイトです。
まれに頭部や耳にレモン、ブラウン、ブルー、バッジャーなどのスポットが入る場合もあります。
バジャーとは、グレー、タン、ホワイトの毛が混じりあった色のことで、アナグマ色とも呼ばれています。

なお、ドッグショーでは、ブラックのスポットやティッキングの目立つものは失格です。
ティッキングとは、白斑の部分に入る小さな黒ブチのことで、イングリッシュ・ポインターなどによくみられます。

シーリハムテリアの気をつけたい病気や怪我は?

シーリハムテリアの気をつけたい病気や怪我は?

シーリハムテリアは「眼疾患・皮膚病・椎間板ヘルニア」に注意が必要です。

シーリハムテリアをはじめ、テリア種は眼疾患と皮膚病にかかりやすく、普段からよく様子をみておくことが大切です。
特にかかりやすい眼病としては、白内障や緑内障、水晶体脱臼、進行性網膜萎縮症などがあげられ、早期発見・治療が必要です。
また、皮膚病ではアレルギー性皮膚炎やアトピーなどの発症リスクが高いため、夏場や梅雨時などは特に気をつけましょう。

更に、シーリハムテリアは椎間板ヘルニアにも気をつけなくてはいけません。
シーリハムテリアは胴長の骨格であり、椎間板ヘルニアになりやすい犬種として知られています。
椎間板ヘルニアは悪化すると歩けなくなるケースもあるため、何か異変を感じたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

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