チワワは一体どこから来たの?チワワの歴史やルーツについて徹底解説

チワワは一体どこから来たの?チワワの歴史やルーツについて徹底解説

小さな体と大きな瞳が魅力的な犬、チワワ。
まるでぬいぐるみのように可愛らしいチワワですが、意外と気が強い一面もあります。
今回は、そんなチワワのルーツを辿っていきましょう。

チワワの歴史はメキシコから始まった

チワワの歴史はメキシコから始まった

1850年にメキシコのチワワ州で発見された3頭の犬から、チワワの歴史は始まりました。
3頭のチワワは発見者によってアメリカに持ち込まれ、犬種の固定化が試みられたとされています。

なお、チワワのベースとなったのは、チャイニーズクレステッドドッグや小型のスパニエルです。
その後、50年にわたって繰り返し繁殖と犬種の固定化が図られたことで、現在のチワワに近い形が完成しました。
ちなみに、アメリカケネルクラブに登録されたのは1904年で、原産地は南米メキシコとされています。

初めはスムースヘアしかいなかった

初めはスムースヘアしかいなかった

チワワは、被毛の長さによってスムースコートとロングコートに分けられます。
実は、アメリカで犬種として固定化された当初、チワワの種類はスムースコートしか存在しませんでした
その後、度重なる長毛種との交配の過程で生まれたのが、現在のロングコートチワワです。

スムースとロングでは、生まれ持った気質が若干異なるといわれており、それぞれ個性があります。
個体差はありますが、どちらかというとロングコートチワワのほうが穏やかで、のんびり屋さんな傾向が。
スムースコートよりも多く手が加えられていることから、よりペット向きな性格といえるでしょう。

チワワは1000年以上前から人と暮らしてきた犬

チワワは1000年以上前から人と暮らしてきた犬

チワワのルーツについては諸説あり、明確な原産地などは分かっていません。
ただ、どの説でも「チワワの祖先はテチチという小型犬」という部分については、共通しています。

テチチとは、メキシコのトゥーラ遺跡にある壁画や装飾品に彫られている小型犬のことです。
先住民の間では、「神の使い」として神聖な存在と位置付けられており、宗教的な役割を持っていたテチチ。
テチチがチワワの祖先だとすると、実に1000年以上前からチワワは人と暮らしてきたといえます。

発祥は古代エジプト?メキシコ?中国?

発祥は古代エジプト?メキシコ?中国?

チワワの祖先であるテチチの発祥についても、正確なところは不明です。
ここでは、数ある諸説の中で有力だと考えられている3つの可能性について、ご紹介しましょう。

ルーツ①:古代エジプト時代から存在していた

約3000年前の古代エジプト時代から、テチチは存在していたとされています。
実際に、テチチらしき犬の骨が古代エジプトの遺跡からも発掘されており、もっとも有力な説といえます。

ルーツ②:古代メキシコの先住民の手によって誕生した

約1000年前の古代メキシコ時代に、先住民によって飼われていた犬という説もあります。
チワワという犬種名自体、メキシコのチワワ州が由来になっているので、こちらも有力な説といえるでしょう。
実際、AKCやJKCでも、チワワの原産国はメキシコとして登録されており、信ぴょう性が高いです。

ルーツ③:中国人移民が作出して中南米に持ち込んだ

中国人が作った小型犬が移民によって中南米に持ち込まれ、テチチになったという説です。
メキシコでは小型犬のことを中国犬と呼んでいることから、何らかの関わりがあったのかもしれませんね。
そのほか、中国で作られたテチチをスペイン人がメキシコに持ち込んだ、などの説も存在します。

チワワが注目されだしたのは1960年代以降

チワワが注目されだしたのは1960年代以降

チワワは超小型犬ゆえ、使役犬として働くことはできません。
そのため、1950年代ごろまでアメリカでの人気は低く、登録頭数も増えないままでした。
しかし、1960年代以降、室内で飼いやすい大きさの犬として注目されるようになり、徐々に人気が上昇。
近年では、アメリカの登録頭数ランキングで常に上位20位に入るほどの人気犬種になったのです。

ちなみに、チワワが日本に輸入され始めたのは、1970年ごろのことです。
バブル経済が落ち着き、ペット可のマンションが増えたことで、チワワをはじめ、小型犬の需要がアップ。
ジャパンケネルクラブの登録頭数ランキングでは、常に上位10位以内に入る人気ぶりです。

警戒心が強く、ドアベルドッグとしても活躍するチワワ

警戒心が強く、ドアベルドッグとしても活躍するチワワ

チワワは警戒心が強く、周囲の変化に敏感な性質を持っています。
可愛らしい外見に似合わず、体の大きい犬にも臆することなく向かっていく勝気な性格も、チワワの大きな魅力。
ドアベルが鳴れば吠えて家族に知らせるなど、ドアベルドッグとしても役目を果たしていました
一見、番犬には不向きに思えるチワワですが、意外と頼りになる犬種なのですね。

なお、チワワは一旦吠え癖が付いてしまうと、直すのに時間がかかります
チワワが安心できる環境を作ってあげるためには、尊敬できる群れのリーダーが必要不可欠。
チワワと接する時はやみくもに甘やかさず、毅然とした態度をとるようにしましょう。

チワワのルーツには謎がたくさん!

チワワには知られざる歴史がたくさんあり、そのルーツは謎に包まれています。
今回は主に3つの有力な説をご紹介しましたが、もしかするとまったく違うルーツも存在するかも?

今回の記事を通して、チワワの持つミステリアスな魅力にハマった方も多いかもしれません。
ぜひ、ご自身でもチワワのルーツについて調べ、謎に包まれたチワワの歴史に思いを馳せてみてくださいね。