犬が自分の足をなめたり噛む理由は?見分け方や対処法を解説

犬が自分の足をなめたり噛む理由は?見分け方や対処法を解説

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愛犬を見ていて、なんで手足を舐めてるんだろう?と疑問に思ったことはありませんか。
犬が手足を舐めたり噛んだりするのは珍しいことではありませんが、あまりに頻繁なら注意が必要かも。
この記事では、犬が手足を舐めたり噛んだりする理由と対処法を解説します。

犬が手足を舐めたり噛んだりする理由

犬が手足を舐めたり噛んだりする理由

犬が自分の手足を舐めたり噛んだりする理由は、大きく2つの要因に分けられます。

医学的要因 指間炎やアレルギー、腫瘍などによる痒み、痛み、しびれ
行動学的要因 暇つぶし、気持ちを落ち着かせたい、ストレス、入眠儀式

医学的要因は、病気や怪我による痛み・違和感、肉球の乾燥などが挙げられます。
たいして行動学的要因では、暇つぶしやストレス、緊張感や恐怖心を紛らわすためなどがあります。
どちらの要因で手足を舐めたり噛んだりしているかは、犬の様子と皮膚の状態をみれば、ある程度判断できます。

なお、犬が手足を舐める理由のうち、もっとも多いのは「暇つぶし」です。
犬は退屈になると自分の手首や手先、肘あたりをペロペロ舐める習性があります。
また、舐めと一緒に噛む様子も見られる場合は、犬がストレスを感じているサインです。

犬が手足を舐めたり噛んだりする理由を見分ける方法

犬が手足を舐めたり噛んだりする理由を見分ける方法

犬が手足を舐めたり噛んだりしている時、注目すべきは犬の様子と皮膚の状態です。
ぜひ、犬が手足を舐めたり噛んだりしている本当の理由を知り、適切な対処を行いましょう。

犬の様子

犬が舐めたり噛んだりしている部位は、前足・後ろ足どちらでしょうか?。
犬にとって前足は目線に入りやすい部位であり、医学的要因・行動学的要因どちらでも気にしやすいといえます。
対して後ろ足はいじるのに苦労する部位で、舐めたり噛んだりするにはわざわざ体をひねっていじらなければいけません。
そのため、犬が後ろ足を舐めたり噛んだりしている時は、強い違和感・不快感を感じている可能性が高いです。

後ろ足だけ舐めたり噛んだりする 違和感、痛み、痒み など(主に医学的要因)
前足・後ろ足どちらも舐めたり噛んだりする 違和感、痛み、痒み、落ち着きたい など(主に医学的要因)
前足だけ舐めたり噛んだりする 暇つぶし、空腹、ストレス、痛み、痒み など(医学的要因・行動学的要因どちらも)

皮膚の状態

犬が舐めたり噛んだりしている部位の皮膚を確認し、異変はないかチェックしましょう。
赤みや腫れ、発疹・異物などがなければ病気ではないので、現状では対処を急ぐ必要はありません。
寝る前の入眠儀式として手足をいじる癖がついていたり、なんとなく暇つぶしにいじっているだけと考えられます。

ただし、はじめはなんとなくだった舐めが原因で、皮膚炎を起こしているケースもあります。
足を舐めたり噛んだりする頻度が高いと、口内の細菌と唾液が足先に付着し、不衛生な状態になります。
急いで直す必要はありませんが、あまりに頻繁な場合は止めさせるよう、色々と工夫しましょう。

こんな症状があるならすぐ動物病院へ!

こんな症状があるならすぐ動物病院へ!

手足に違和感やしびれがあると、犬は患部を舐めたり噛んだりします。
もし以下のような症状がみられたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
一見急ぐ必要はなさそうに思えるものでも、場合によっては命に関わることもあります。
血栓塞栓症など、すぐに治療をすれば回復が見込めるものもあるので、できるだけ早く診察を受けてください。

  • 手足が赤い
  • 手足が震えている
  • 手足が腫れている
  • 手足の毛が抜けている
  • 手足を引きずっている
  • 手足を持ち上げて歩いている
  • 手足を触ると冷たい・肉球の色が白い

このうち、特に緊急性が高いのは「手足の震え」と「冷え」です。
手足の震えや冷えは血管塞栓症や頸部脊髄の損傷など、重篤な病気のサイン。
食欲や元気があったとしても、時間とともに体調が急変する可能性があるため、迅速な治療が必要です。
また、手足を引きずって歩く場合は椎間板ヘルニアで神経麻痺を起こしている可能性があるため、注意しましょう。

緊急性の高い病気以外の要因に対する対処法

緊急性の高い病気以外の要因に対する対処法

犬が手足を舐めたり噛んだりする理由には、実に様々なものがあります。
短時間かつ手足にトラブルがなければ様子を見てもよいですが、あまり頻度が高い場合は対処が必要
ここでは、犬が手足を舐めたり噛んだりする時の具体的な対処法を解説します。

気をそらす

犬が手足を舐めたり噛んだりし始めたら、すかさず犬の注意を別のことに向けさせましょう
愛犬の好きなおもちゃを振って注意を引きつけたり、愛犬の名前を呼んでスキンシップを取ります。
犬が予測できない行動をすることで、手足に対する関心や集中を自分に向けさせるというのがポイントです。

ストレス発散の場を作る

散歩や遊びの時間を増やして、ストレスが溜まらないよう工夫しましょう。
退屈な時間が長いと犬の精神衛生上良くありませんし、心の病気に発展する可能性もあります。
留守場時間が長い場合は、コングなどおやつをいれられる知育おもちゃを与えると、夢中になって遊んでくれます。
低音量でラジオをかけたり、犬がリラックスできる音楽や香りなどを取り入れても良いでしょう。

靴や靴下で手足を保護する

物理的に舐め・噛みを防ぐなら、靴や靴下の着用が向いています。
花粉やダニなどが散歩時に付着することで痒みが出ている場合、靴を履かせるだけで症状は収まります。
手足に炎症が起きている場合は違和感から舐め続けてしまう犬も多いため、靴下で患部を保護しましょう。
慣れないうちは違和感で嫌がる犬も多いですが、毎日少しの時間でも履かせるようにすると慣れてくれますよ。

エリザベスカラーをつける

犬が患部を舐めないようにするには、エリザベスカラーも適しています。
エリザベスカラーは動物病院で購入・レンタルもしてもらえますし、市販の商品も色々あります。
従来のプラスチックタイプをはじめ、柔らかく負担が少ない布タイプも出ているので、良さそうなものを探してみて。

ドッグフードを変える

食物アレルギーで手足の痒みが出ている場合、ドッグフードを変えると治まることもあります。
食物アレルギーに配慮した原料・製法で作られたドッグフードは「低アレルゲンフード」と呼ばれています。
低アレルゲンフードには様々な種類があるので、まずはかかりつけの動物病院で相談してみましょう。

こまめに手足のチェック・保湿をする

こまめに愛犬の手足をチェックし、異物の混入や怪我がないか確認することも大切です。
犬の肉球は形状的にモノが挟まりやすく、飼い主さんが気付かないうちに炎症を起こしてしまうことも。
犬を外に出した後は必ずウェットテッシュなどで手足を拭き、汚れを付着させたままにしないようにしてください
乾燥しやすい冬には肉球用の保湿剤を使うと、乾燥によるひび割れや痒みなどを防ぐこともできますよ。

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まずは犬の様子と皮膚の状態を観察しよう

まずは犬の様子と皮膚の状態を観察しよう

犬が自分の手足を舐めたり噛んだりする理由には、実に様々なものがあります。
単純に暇つぶしでやっていることもありますが、時には大きな病気が原因なケースもあるでしょう。

もし愛犬が手足を舐めたり噛んだりしていたら、まずは犬の様子と皮膚の状態を確認すること。
何だかいつもと違うなと感じたら、できるだけ早く動物病院で診察を受けてくださいね。