柴犬

柴犬

英名 Shiba Inu
愛称・別名
原産国 日本
寿命 13歳〜16歳
サイズ 中型犬
体重 7kg〜11kg
体高 34cm〜42cm

柴犬の歴史

柴犬の歴史

日本原産の犬として、国の天然記念物にも登録されている柴犬は、日本の成り立ちと密接な関係にあり、その歴史はかなり古くから受け継がれています。

柴犬の祖先は、縄文時代から当時の人々と一緒に暮らしていた形跡がいくつも発見されています。
日本各地にある貝塚や古墳などの遺跡には、人間の骨とともにこの柴犬直系の先祖である「縄文柴」という犬の骨が埋葬されていました。
古くは猟犬として育てられ、大変貴重な存在として扱われていたようです。

柴犬の祖先はその後日本全国に広く分布され、地域に土着した犬として認められていきます。
そのため、美濃の美濃柴や信州の信州柴など、各地ではその呼び名に地名を入れたものが多く見られます。

日本の山間における狩猟には欠かせない犬種として、昭和の時代まで狩りの手伝いをしてくれていた柴犬ですが、第二次世界大戦前後には食糧難や犬ジステンバーといった感染症の流行により、かなりの頭数を減らしました。
また日本文化の西洋化が進むにつれ、海外の犬種が多く輸入された影響で他犬種との交配が増えていき、柴犬の純血種がいなくなってしまう危険性が指摘されました。
そのため、種の保護活動の一環として国の天然記念物に指定されることとなり、1936年にその認定を受けています。

柴犬という名前の由来には諸説あり、日本犬の中で最も小さい犬だったことから「小さな」という意味を持つ「柴」の名称が付けられたという説や、狩猟をする際に雑木林を駆け回っていたその姿から「柴藪を巧みにくぐり抜けて猟を助ける犬」という意味合いが転じて「柴犬」となったという説があります。

いずれにせよ体長30cm〜40cm程度の柴犬は、小柄でありながらも高い身体能力を発揮し、日本古来より人々の生活に欠かせない存在として扱われ、現在に至るまで暮らしに根付いた犬種として重宝されてきました。

最近では海外でも人気のある犬種として注目を集め、アメリカでは柴専門のブリーダーがいるなど外国人柴犬愛好家によるコミュニティーも活性化しています。

柴犬の特徴や性格

柴犬の特徴や性格

元々狩猟犬として人々の生活に溶け込んでいた柴犬は、非常に高い忠誠心を持ち、主人に対して絶対的な信頼感を持つ犬種とされています。
反面、保守的で警戒心が強いためテリトリーを侵す他人や、他の犬に対しては厳しい態度を見せるため、番犬として活躍してきた歴史を持ちます。

そのため、西洋タイプの愛玩犬に慣れている方にとっては多少扱いづらい面があるかもしれません。
しかし子犬の頃から育てていれば自然と主人として認めてもらえるので、飼う場合は生まれたての柴犬を選ぶことをおすすめします。
一度慣れてしまえば賢い犬のため、しつけなどは比較的簡単にできるでしょう。

短い体毛と立った耳が特徴的な見た目をしており、尻尾が丸っと巻かれているのが大変可愛らしい印象を受けます。
体毛は年に2回生え変わりの時期である換毛期が来るため、抜け毛は比較的多い犬種です。

柴犬の飼い方

柴犬の飼い方

柴犬は野生の中で生きてきた犬種であり、日本で長く暮らしてきた犬のため四季における気候の変化などで体調を崩す心配はあまりありません。
そのため、室外犬として飼われるケースも多く見られます。
夏場は勝手に日陰を探しますし、冬場は毛布などを与えておけば寒さを凌げます。

しかし、狩猟犬として生きてきたため、運動は欠かせない犬種です。
なるべく散歩には多くの時間をかけることが必要で、毎日1時間以上は連れて行ってあげましょう。
運動不足になってしまうとストレスを抱えてしまい、病気になってしまうことが多々あります。

また、毛が生え変わる換毛期には皮膚がデリケートになっているため、皮膚病予防のためにもこまめなブラッシングをしてあげましょう。
柴犬は外で生活することが多いものの、綺麗好きな一面があり、トイレなどのしつけは比較的早く覚えます。
一方、屋外などで寝床が汚い状態になってしまうと、これもストレスの原因となりますので住環境には気をつけてあげたいところです。

狩猟犬として多くの人や犬の中で生活していた柴犬は、誰がリーダーなのかを見抜く能力が備わっています。
そのため、最初のしつけが肝心で、その時点でなめられてしまうと後々言うことを聞かなくなってしまうので、飼いはじめの時は特に厳しくしつけを行うよう注意しておきましょう。

柴犬の毛色

柴犬の毛色

柴犬の毛の色は純粋な茶色や、赤が混じった茶系色が多く見られ、黒などの個体も存在します。
ごく稀にほぼ白色といった柴犬もいますが、かなり珍しく、貴重な存在として扱われています。
色々なカラーが混じった柴犬は、胡麻や赤胡麻といった日本らしい表現で区別されています。

柴犬の気をつけたい病気や怪我は?

柴犬の気をつけたい病気や怪我は?

柴犬は屋外で飼われることが多いため、アトピー性皮膚炎などにかかりがちです。
この原因としては、ダニやカビなどが主なものとして挙げられるので、清潔な寝床を用意してしっかりと対策を行いましょう。

また、7歳を過ぎるあたりで「僧帽弁閉鎖不全」という心疾患を抱える個体も出てきます。
様子がおかしいと感じたら呼吸の仕方などを注意深く観察し、早めに獣医に診てもらうようにしましょう。

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