シベリアンハスキー

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シベリアンハスキー

英名 Siberian Husky
愛称・別名 ハスキー
原産国 ロシア
寿命 12歳〜14歳
サイズ 大型犬
体重 16kg〜28kg
体高 50cm〜60cm

シベリアンハスキーの歴史

シベリアンハスキーの歴史

「ハスキー」の名で知られるシベリアン・ハスキーは、その名にも含まれるシベリアから、カナダ北極圏にかけてのツンドラ地帯を原産地とする大型犬の一種です。
祖先犬はスピッツ犬種と考えられており、一回り以上大きく似た外見を持つ「アラスカン・マラミュート」は近縁に当たります。両犬種とも狼に非常によく似た外見を持ち、DNA研究の面からも他の犬種に比べ、狼に近い犬種であることが分かっています。

ハスキーは元々、エスキモーと共に生活をして犬ぞりを引いたり、人荷の運搬、狩猟補助などを担っていました。名前の由来も当時エスキモーのことを探険家や毛皮交易を行う北米商人達がシベリアン・ハスキーと呼んでいた習慣に由来しています。

1925年、アラスカ・ノーム市でジフテリアが大流行した際、ハスキーチームが氷点下50度にもなる極寒の中、544kmもの距離をリレーしながら血清輸送を行ないました。
この結果多くの人命が救われ、その名誉犬「バルト」像がニューヨーク市のセントラル・パークに建立されたことを受け、シベリアン・ハスキーはその存在を世界中から注目されるようになりました。

日本ではバブル期にハスキーの一大ブームが巻き起こります。
精悍な顔立ちと狼に似た外見が当時の日本では大変珍しく話題になり、アラスカン・マラミュートといった近縁犬種も含め飼育頭数が急増し、人気を集めました。
また国内では同時期に佐々木倫子氏が描いた漫画「動物のお医者さん」がヒットしたこともこのブームを後押しするきっかけとなり、テレビドラマやCMにも度々ハスキーが登場しました。
しかし、実際にペットとして飼育をしてみると、あまりに体力があり運動量が必要なこと、日本の高温多湿な気候では暑さに耐えられないこと、しつけが難しいことからブームは短期間で終焉を迎え、シベリアン・ハスキーの飼育放棄は社会問題となる程でした。
その後国内では繁殖を手掛けるブリーダーの数も激減し、現在では一部の愛好家の飼育にとどまっています。

一方、海外では今でも犬ぞりレースに欠かせない存在として活躍を続けており、シベリアン・ハスキーが本来持つ強靭な体を生かした仕事を与えられることが出来、その人気は今なお健在となっています。

シベリアンハスキーの特徴や性格

シベリアンハスキーの特徴や性格

シベリアン・ハスキーの魅力の一つとしてまず挙げられるのが、狼のような精悍な風貌です。

隈取(くまどり)のような顔の模様をしており、上毛は黒青色または茶褐色、顔部と腹部は白毛、目は透き通るような青色や青灰色、濃褐色をしています。
また遺伝的な形質から両目の色が左右異なる「オッドアイ(バイアイ)」を持つ個体も多く、海外では幸運を運ぶと言われています。

性格はとても人間に友好的で、外見とは裏腹に甘えん坊な一面があります。しかし、その体の大きさから放たれるいたずらはダイナミックで、子犬の時期は手を焼くことも多々あるでしょう。
大型犬特有の落ち着きを見せるのは4、5歳を超えてからで、それまでの期間はやんちゃな時期を過ごします。知能は他の大型犬に比べやや劣ることも多く、しつけには根気が必要となります。

本来持つ性質から家族以外の人間や他の犬とも友好的に過ごすことが出来ますが、時にはテンションが上がりすぎてしまう場合があるため、その体の大きさもあり常に注意が必要です。

子犬の時期の社会化トレーニングが不足すると、成長後も人見知り、警戒、威嚇などの問題行動が目立つ傾向にあり、外見のイメージから相手に必要以上な恐怖心を与えることもあるので注意しましょう。

シベリアンハスキーの飼い方

シベリアンハスキーの飼い方

シベリアン・ハスキーは本来重い荷車を牽引したり、犬ぞりを引く、番犬をするという役目を担ってきた犬種です。ペットとして生活をする際は、このような使役に見合うだけの十分な運動量、体力消耗を日々こなす必要があります。

とてもストレートな気質ゆえに、運動不足や長時間の留守番などでストレスが鬱積すると、遠吠え、無駄吠え、威嚇、暴走などの問題行動に直結します。
日々の生活では十分な運動の場を与え、飼い主とのコミュニケーションをしっかりと行うよう心がけておきましょう。

しつけには基本的に従順ですが、あまり高度なスポーツやトリック要素の強いしつけを身に着けることは得意ではありません。単純明快な指示と遊びが得意だという事を理解しておきましょう。

子犬の頃はとてもやんちゃで集中力も欠きがちです。そのためしつけの効果がない、身に着かないと感じることも多くみられます。
大型犬なのでしつけの習得がむずかしい、安全なコントロールが出来ない場合は早期にプロのドッグトレーナーに指導を仰ぎましょう。

またシベリアン・ハスキーは極寒の地での生活に耐えうることが出来るように、まるで絨毯の様に密集した被毛をもっています。
この被毛には体温が外に逃げないよう体を覆う機能がある反面、通気性が悪く夏の暑さが苦手です。日本での生活では夏の室温管理を徹底し、十分な工夫が必要です。

シベリアンハスキーの毛色

シベリアンハスキーの毛色

シベリアン・ハスキーの毛色はシルバーホワイト、ブラックホワイト、レッドホワイトがあり、日本ではシルバーホワイトがもっとも高い人気を誇ります。

両目の色が異なる「オッドアイ(バイアイ)」と呼ばれる特質はシベリアン・ハスキーの場合、正常な遺伝的特徴として認められています。

シベリアンハスキーの気をつけたい病気や怪我は?

シベリアンハスキーの気をつけたい病気や怪我は?

シベリアン・ハスキーは大型犬特有の「股関節形成不全」を先天的に患っていることが多々あります。
歩行時の様子や日々の生活に異変を感じた場合は早期に動物病院を受診しましょう。軽度であれば日常生活に工夫を施すことで進行を遅らせることも可能です。

また目の色素に遺伝的な特徴を持つことから、加齢と共に緑内障や進行性網膜萎縮などの症状がみられることもあります。

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