ラブラドールレトリバー

ラブラドールレトリバー

英名 Labrador Retriever
愛称・別名 ラブ
原産国 カナダ・英国(イングランド)
寿命 10歳〜12歳
サイズ 大型犬
体重 25kg〜36kg
体高 55cm〜62cm

ラブラドールレトリバーの歴史

ラブラドールレトリバーの歴史

カナダを原産とするラブラドール・レトリバー。
その歴史は16世紀、カナダのニューファンドランド島へ入植した移民によって持ち込まれたセントジョーンズ・レトリバーから始まります。
セントジョーンズ・レトリバーは、その祖先がはっきりと分かっていない犬種ですが、おそらくはポルトガルやアイルランドといったヨーロッパ西部を発祥とするミックス犬ではないかと考えられています。

セントジョーンズ・レトリバーは、カナダで漁の手助けを行っていた使役犬で、当時は魚網の牽引や網からこぼれ落ちたニシンやタラなどを回収する役割を持って活躍していました。別名「セントジョーンズ・ウォーター・ドッグ」とも呼ばれ、泳ぐことに適性を持ち、水中で自由自在な活動が行える犬種として重宝されていた犬種です。
19世紀初頭、ニューファンドランド島との漁業貿易が盛んだったイングランドへと渡ったセントジョーンズですが、狂犬病などの流行によりイングランドでは次第にその頭数を減らしていきます。
また原産国カナダでも、後により能力を高めたレトリバー種の繁殖計画で本種ラブラドール・レトリバーが誕生し、逆輸入されるようになると、次第に影を潜めていくこととなります。

ラブラドール・レトリバーは、このセントジョーンズ・レトリバーを軸にイングランドの貴族の手により改良が行われ作出された犬種のため、セントジョーンズ同様、高い回収能力と水泳の適性を引き継いでいます。
ラブラドールの名称は、すでにイングランドへ渡っており同じくセントジョーンズ・レトリバーを祖とするニューファンドランドとの区別を図るため、出身地であるラブラドール地方から名付けられました。元々は通称として使用されていた名前ですが、1903年にイギリスのケンネルクラブで犬種が登録される際この名称が選ばれ、共通の呼称となっています。

ラブラドール・レトリバーは犬種が固定されるとアメリカなど世界各国に輸出され、その賢さや高い運動能力を存分に発揮し、一躍使役犬の中でもトップクラスの人気を誇るようになりました。中でもアメリカ国内では登録頭数のベスト3に入るほどの人気犬種で、世界で最も飼育頭数が多い純血種となっています。
近年では介助補助犬をはじめ、麻薬探知犬、災害救助犬などとして幅広い用途で使役犬として活躍しており、日本でも警察犬として採用されることが多く、盲導犬としても広く活躍しています。

ラブラドールレトリバーの特徴や性格

ラブラドールレトリバーの特徴や性格

ラブラドール・レトリバーは学習能力が高く、数いる犬種の中でもトップクラスに賢い犬種です。
また、穏やかな性格をしており、人付き合いが良く無駄に吠えることもありません。

本来ラブラドール・レトリバーは狩猟犬としての本能を持ち合わせているため、攻撃性が高い個体も存在しますが、小さい頃からの訓練によりその抑制が可能です。
多くのラブラドール・レトリバーは優しく社交的な性格のため、番犬としてはあまり向きませんが、他の動物との共生や多頭飼いには最適な犬種です。

世界的に見ると中型犬の一種とされることもありますが、日本では大型犬に分類され、体重は30kg前後、体長は1m弱程度まで成長します。
暖かい地域で暮らしてきたため、体毛の生え変わりは激しく、こまめな手入れが必要となります。

ラブラドールレトリバーの飼い方

ラブラドールレトリバーの飼い方

ラブラドール・レトリバーは、その群を抜いた賢さからしつけがしやすく、小さい子供がいる過程でも育てやすい犬種です。
しかし物覚えが良い分、間違った認識を覚えさせてしまうとずっと残ってしまうので、幼少時にしっかりとした訓練、教育を行うことが重要です。
無駄に吠えてしまったり、噛んでしまったりした時には、ある程度きつめに厳しく注意するのも効果的です。

また、体格がよく比較的病気にも強いため室内、屋外ともに飼育が可能です。ただし甘えん坊な性質を持っているので、長く放って置かれると精神的にストレスを抱えてしまうため、毎日しっかりとしたコミュニケーションを取ってあげることは欠かさないようにしましょう。

運動に関しては大型犬のため、しっかりと毎日1時間程度の散歩を心掛けてください。
ラブラドール・レトリバーは狩猟犬としての一面もありますので、動いているおもちゃなどに興味を示す性質があります。ボールなどのおもちゃを使用し、遊んであげることも効率的に運動量消化に繋がりますのでおすすめです。

被毛のケアは基本的に週一回程度のブラッシングで問題ありませんが、暑い地域や季節の変わり目には抜け毛が大量に出てきます。
そのため、こういった場合は皮膚病予防のためにも抜け毛が残らないよう、ブラッシングの頻度を上げることが必要です。

ラブラドールレトリバーの毛色

ラブラドールレトリバーの毛色

ラブラドール・レトリバーの毛色は、ブラックやイエローなどが主流のカラーです。
他にはチョコレートやレバーと呼ばれる毛色が存在します。

祖先犬であるセントジョーンズ・レトリバーの特徴でもあった、胸に白い差し色が入る通称「メダル」と呼ばれる毛色を持つ個体もおり、この毛色はドッグショーなどでも高い評価を得ています。

ラブラドールレトリバーの気をつけたい病気や怪我は?

ラブラドールレトリバーの気をつけたい病気や怪我は?

ラブラドール・レトリバーは、比較的他の犬種に比べ遺伝的疾患が少ない犬種のため、警察犬や介助犬にも多く選ばれています。
しかし、大型犬ですので食事量が多く、勢いよくご飯を食べさせてしまうと胃捻転や腸捻転などを引き起こす場合があるので、注意が必要です。

小さい頃から食事はゆっくりと食べさせるようにしつけることが好ましく、このような用途に対応した器などを使用するのも良いでしょう。

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