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犬のノミダニ対策まとめ!正しい知識を持って愛犬をノミ・ダニから守ろう
犬と一緒に暮らす方にとって、毎年のノミダニ対策は欠かせないものです。
愛犬の健康はもちろん、私たち人間にも痒みや感染症など様々なトラブルをもたらすノミダニ。
ぽかぽかと暖かくなる時期はノミダニの活動が活発になるため、特に注意が必要ですよ。
間違った対応で愛犬が苦しむことのないように、しっかりと対策をしましょう。
目次
気温13℃以上はノミダニに注意
![気温13℃以上はノミダニに注意](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-01.jpg)
犬の体に寄生して血を吸うノミダニですが、普段は草むらなどに住み着いています。
そして散歩中などで通りかかった動物にジャンプして飛びつき、血液や皮脂などを食べて生活するのです。
マダニの場合は吸血で満腹になると体から離れますが、実はノミは1度寄生するとけっして離れません。
またノミは1日に10~50個の卵を産むなど繁殖力がすさまじく、放っておくと爆発的に数が増えていきます。
真冬は活動を抑えるといわれていますが、室内など温度が13℃以上あれば活発に動き回れるんですよ!
1~2匹のノミなら大したことはないと思ってしまいがちですが、ノミは様々な病気の原因になります。
重篤なアレルギー症状や大量寄生による貧血は命に関わることもあるため、十分に注意しなければいけません。
ダニの被害は恐ろしい!なかには命に関わる感染症も
![ダニの被害は恐ろしい!なかには命に関わる感染症も](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-02.jpg)
繁殖力こそノミには劣るものの、動物の血を吸う習性は同じ寄生虫「ダニ」。
ダニには様々な種類があり、その種類によって好みの寄生先と場所が違っています。
例えば、カーペットなどの布類につくイエダニや、猫の耳に好んで寄生するミミダニなどですね。
数あるダニのなかでも、犬に寄生しやすいダニは「マダニ」と「ヒゼンダニ」の2種類です。
マダニ
ダニのなかで最も知られている種類で、多くの病原体を運ぶ寄生虫として注意が必要です。
マダニの媒介する主な病気としては、バベシア症・日本紅斑熱・ライム病・Q熱など。
これらは人の発症リスクもある病気であり、場合によっては命に関わる可能性もあります。
ヒゼンダニ
犬の皮膚にトンネルを掘り、増殖する習性のあるダニです。
非常に激しい痒みを引き起こすため、掻きむしりによって皮膚がボロボロになります。
ヒゼンダニによる皮膚病(疥癬)は人にも起こる可能性があり、犬と同じく激しい痒みがあります。
自己流の駆除は絶対に避けましょう
![自己流の駆除は絶対に避けましょう](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-03.jpg)
ノミダニを見つけた時、思わず指で引っ張ってしまう人は多いもの。
しかし、ノミやダニを自己流で駆除しようとしてしまうと、犬にとって逆に悪影響になります。
というのも、ノミのメスはお腹に大量の卵を宿しており、つぶすと広範囲に卵が飛び散ってしまうから。
飛び散った卵は環境さえ整えばすぐにふ化するため、ノミの繁殖が急激に進んでしまいます。
また、ダニの場合は無理に引っ張ることで体がちぎれ、頭だけが皮膚に食い込んで残ってしまいます。
ピンセットなどでつまめば簡単に取れそうですが、ダニの噛む力は思っているよりも強いのですね。 犬の体に残ったダニの頭によって、犬の皮膚が炎症を起こしたり、様々な病気にかかるリスクも上がります。
もし愛犬の体にダニが噛みついているのを見つけたら、すぐに動物病院で適切な処置を受けましょう。
動物病院では駆虫薬を使ってダニの噛みつきを止めさせるなど、安全な対処法をとってくれます。
予防・対処はなんといっても駆除薬が効果的
![予防・対処はなんといっても駆除薬が効果的](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-04.jpg)
ノミダニを確実に予防するためには、なんといっても駆虫薬の使用が効果的です。
ノミダニの駆虫薬は市販で売られている商品もありますが、効果や安全性は保証できません。
大切な愛犬の体に直接付けるものですから、できる限り安全性の高いものを使用するようにしましょう。
なお、動物病院で取り扱っている駆虫薬のほとんどは、効果が約1ヵ月続くタイプです。
投与前後はシャンプーを避けるなど注意が必要なものもありますが、効果が長いのは嬉しいですね。
ノミダニの被害は冬でも確認されているので、予防・対策は1年中行うのが理想的ですよ。
室内の掃除と定期的なシャンプーも重要
![室内の掃除と定期的なシャンプーも重要](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-05.jpg)
駆虫薬の多くは「卵やサナギの成長を阻害する作用」を持っています。
そのため、正しい使い方をすれば、万が一ノミダニが体に飛び移っても繁殖を防ぐことができます。
とはいえ、ノミダニがカーペットやベッドなど部屋中に潜んでいると思うと…かなり気持ち悪いですよね。
部屋には定期的に掃除機をかけ、愛犬の体は月に1~2回程度シャンプーで洗ってあげましょう。
駆虫薬はノミダニの駆除にかなり効果的ですが、こうして物理的にノミダニを排除することも必要です。
愛犬のクッションやベッドなど、ノミダニが潜んでいそうな場所は特に注意すること。
ノミダニは熱に弱いので、洗濯後は天日干しで乾かすようにすると良いですよ。
日頃の身体チェックを徹底しよう
![日頃の身体チェックを徹底しよう](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/flea-tick-06.jpg)
ノミダニの被害を防ぐためには、早期発見・早期駆虫がなによりも大切です。
お散歩の後はしっかりと手足を拭いて、体のどこかに虫が付いていないかチェックしましょう。
日頃からブラッシングの習慣をつけておくことで、ノミダニの寄生にも早めに気づくことが出来ます。
日々のひと手間を大切にし、大切な家族をノミダニの被害から守ってあげてくださいね。