愛犬のシャンプーは自宅でできる!犬が嫌がらない方法とは?

愛犬のシャンプーは自宅でできる!犬が嫌がらない方法とは?

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犬をシャンプーするのはプロしかできないと思っていませんか?
正しい方法といくつかのコツさえ知っていれば、犬のシャンプーはけっして難しくありません
犬にとって負担が少ないシャンプーを実践し、愛犬がいつでも快適に過ごせるようにしてあげましょう。
今回は、犬のシャンプーの頻度やお湯の温度、ドライヤーをかける基本的な順番などについて説明していきます。

シャンプーの頻度は月に1~2回がベスト

シャンプーの頻度は月に1~2回がベスト

愛犬をシャンプーする頻度は室内犬で月に1回、屋外犬では月に2回ほどが理想的です。
シャンプーは犬の体についた泥や皮脂汚れを効率的に落とすことができますが、洗い過ぎには要注意!
犬はとてもデリケートな皮膚をしているため、頻繁にシャンプーすることで本来必要な皮脂まで落ちてしまいます。
必要な皮脂が落ちてしまうと皮膚が乾燥してフケが出やすくなったり、皮脂が分泌されすぎて体臭がきつくなったりすることも。
犬種や体質によって多少頻度は変わりますが、基本的には月に1~2回程度シャンプーしてあげるのが理想です。

ちなみに、ほこりや足の泥など軽い汚れを落とすだけなら、ペット用のバスタブを使って入浴させるだけで十分です。
おふろはシャンプーと違って皮膚への刺激が少ないため、温度さえ守っていれば週に1~2度入っても問題はありません。
あらかじめ入浴前にブラッシングしておくと、毛玉やもつれがなくなって汚れが落ちやすくなります。

犬にとって最適なお湯の温度は37℃前後

犬にとって最適なお湯の温度は37℃前後

犬にとって最適な湯温の目安は、「人がぬるいと感じるくらい」です。
人間が快適と感じる40~42℃では熱すぎるため、お湯の温度は必ず37度前後に調節しましょう。
熱すぎるお湯はヤケドやのぼせの原因になりますし、皮膚のバリアが落ちることで皮膚炎を引き起こすこともあります。

特に子犬や小型犬はお湯の温度が体温に影響しやすいため、様子をみながら温度を調整してあげてください。
愛犬が寒がりの場合は、事前に浴室内をあたためておくと冬でも体が冷えづらいのでおススメです。

犬に負担をかけないコツは「静かに、手早く」

犬に負担をかけないコツは「静かに、手早く」

犬は人間の約6~10倍もの聴力があるといわれており、大きな音にはとても敏感です。
そのため、シャワーの激しい水音やゴーゴーと鳴るドライヤーは、犬にとってカミナリと同じくらい怖いもの。
特にお風呂場は家のなかでもっとも音が反響しやすいうえ足元も滑る、不安定な場所No.1ともいえます。

犬にできるだけストレスを与えないシャンプーができるよう、まずは浴室に滑り止めマットを敷きましょう。
シャワーの水流は弱めにするか、あるいはシャワーヘッドを犬の体に密着させるようにすると水音が小さくなります。
耳周りは特に音に注意する必要があるため、シャワーではなく濡らしたスポンジやタオルなどを使うのもおススメです。

また、最初から顔に水をかけると驚いて暴れる可能性があるため、シャワーは腰辺りからかけ始めましょう。
シャンプーにかける時間はできるだけ短く、体力のない子犬やシニア犬の場合は10分以内に終わらせるのがベストです。

シャンプーが残らないよう、すすぎは念入りに

シャンプーが残らないよう、すすぎは念入りに

トリミングサロンでシャンプーを行う時は、洗いよりもすすぎと乾かしを念入りに行います。
汚れやすい手足やお尻周りを中心に全身をササッとシャンプーで洗った後は、しっかり時間をかけてすすぎましょう。
シャンプーが体に残っていると「フケ・ベタつき・痒み・赤み・発疹」などの皮膚症状が出ることもあります。
脇や股の間はシャンプーの洗い残しが比較的多いため、特に注意してすすぐようにしてくださいね。

タオルドライに使うタオルは吸水性の高いものを選ぼう

タオルドライに使うタオルは吸水性の高いものを選ぼう

すすぎが終わった後は、ドライヤーの時間を短縮するために吸水性の高いタオルで水気を吸い取ります。
ペット用のマイクロファイバータオルは普通のタオルよりも圧倒的に吸水力があり、犬のタオルドライに最適!
柴犬やコーギーのようにダブルコートの犬はドライヤーに時間がかかるため、できるだけ念入りに行いましょう。

タオルを噛んで遊んでしまったり、部屋中を走り回ったりする犬の場合、浴室内で体を拭くようにすると落ち着きやすいかもしれません。
犬に「まだおふろの時間は終わってないよ」ということを伝えるためにも、タオルドライは浴室内で行うことをおススメします。

ドライヤーをかける順番も大切なポイント

ドライヤーをかける順番も大切なポイント

犬にドライヤーをかける基本的な順番は「全体を軽く→お腹→頭・顔・耳→ボディ」です。
お腹が濡れたままだと体はどんどん冷えていってしまうため、優先的に乾かしてあげてくださいね。

ただし、巻き毛のプードルやまゆげの長いシュナウザーなどは、顔から乾かしていくほうが綺麗に仕上がります。
トリミングサロンのような完成度を目指すなら、犬種や毛質など愛犬に合った乾かし方をトリマーさんに教わると良いでしょう。
毛がカールしやすい犬種は背中の上にタオルを乗せたままにしておくと、自然乾燥による毛のクセが付きづらくなります。

また、ドライヤーの温度は低めの温風にセットし、毛の根元に風を当てながらブラシでとかします。
慣れないうちはどうしても集中しすぎてしまうため、ドライヤーを皮膚に近づけすぎてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は犬の体に手を当てながら乾かすか、もしくはタオルをかけた上から風を当てるようにすると、犬の体に負担がかからなくなります。

ドライヤーが終わったら、耳の中に入った水をコットンで優しく吸い取ってあげることも忘れずに。
人間用の綿棒やティッシュペーパーは耳の中を傷つけてしまう可能性があるため、使わないようにしましょう。

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