ミニチュアシュナウザーがかかりやすい6つの病気。症状や治療法、治療費の相場について

ミニチュアシュナウザーがかかりやすい6つの病気。症状や治療法、治療費の相場について

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仙人のようなビジュアルが魅力的なミニチュアシュナウザー。
抜け毛が少なく活発で、フレンドリーな性格をしているため、室内でも飼いやすい犬種です。
ここでは、そんなミニチュアシュナウザーがかかりやすい病気と症状、一般的な治療法と治療にかかる費用について解説します。
病気の進行具合や動物病院によって治療費は変わりますが、大体の相場感を知っておきましょう。

再発の可能性が高い「尿路結石症」

再発の可能性が高い「尿路結石症」

なんらかの原因で尿道に結石ができてしまい、排尿が困難になる病気です。
結石症は、尿毒症や膀胱破裂、腎機能障害などを引き起こすこともあり、完全に閉塞してしまうと命にかかわることもあります
膀胱内に尿が留まる時間が長かったり、十分な水分を摂取しなかったりすると、尿石症を起こす可能性が高まります。

主な症状 血尿、排尿時に痛そうに鳴く、何度もトイレに行く、尿が出ない、食欲不振など
治療法 尿道にカテーテルを挿入し結石を膀胱まで押し戻す、抗生剤の投与、食事療法、外科手術による結石摘出
治療費 5千~3万円程度(診察、検査、処置、投薬代として)※外科手術を行う場合は10~20万円が相場

無症状のことが多い「胆石症」

無症状のことが多い「胆石症」

結石化した胆汁が胆のうや胆管に留まってしまう病気で、ミニチュアシュナウザーは好発犬種です。
胆石が移動する際に腹痛を伴うこともありますが、ほとんどは無症状であるため、健康診断などで発覚することが多いでしょう。
胆石が結晶化し大きくなっている場合は外科治療を行いますが、小さい場合は内科治療や食事療法で様子を見ます。

主な症状 発熱や食欲不振、嘔吐・下痢、腹痛、黄疸、体重減少、白っぽい便など
治療法 胆汁の流れをよくする薬の投与、抗生剤やステロイドの投与、胆嚢全摘出、結石摘出手術、療法食による食事療法
治療費 2~4万円程度(診察、検査、内服薬代として)※外科手術の場合は20~30万円程度が相場

重度の場合は失明する「白内障」

重度の場合は失明する「白内障」

遺伝や老化、外傷などが原因で目の奥にある水晶体が濁ってしまい、視力が低下する病気です。
発症しても痛みはありませんが、進行するほど視野が狭くなるため、壁や障害物にぶつかりやすくなるなどの症状が現れます。
症状の進行は点眼薬によって抑えることができますが、根治には人工水晶体の移植など外科手術が必要です。

主な症状 目が白く見える、モノにぶつかることが増える、散歩に行きたがらなくなる、物音に敏感になるなど
治療法 進行を遅らせる点眼薬の投与、外科手術(人工水晶体の移植手術、眼内レンズ挿入術)
治療費 1万円程度(診察、検査代として)点眼薬代は月に5千円ほど。外科手術の場合は20~25万円程度が相場
犬の白内障ってどんな病気?原因や症状、治療法や予防方法について

犬の白内障ってどんな病気?原因や症状、治療法や予防方法について

白内障とは、何らかの原因で目の水晶体がにごってしまう病気です。前が見えにくい、視野が欠けてい…

栄養素の吸収を妨げる「糖尿病」

栄養素の吸収を妨げる「糖尿病」

膵臓で作られるインスリンが何らかの理由で上手く作用せず、持続的に血糖値が高くなる病気です。
初期の糖尿病は発見が難しく、ほとんどは病状が進んでから異変に気付くことになるため、普段から注意が必要です。
治療は血糖値のコントロールがメインで、発症後は生涯にわたってインスリンを投与(注射。自己注射も可能)しなくてはいけません。

主な症状 飲水量や尿量が増える、食欲はあるのに体重が減る、嘔吐、下痢、神経障害、腹部が膨らむ、白内障など
治療法 インスリンの投与、食事療法、運動療法、脱水を起こしている場合は点滴などを行うことも
治療費 毎月2~3万円程度(診察、検査、インスリン代として)

最終的にはペースメーカーが必要「洞不全症候群」

最終的にはペースメーカーが必要「洞不全症候群」

心臓の右心房付近に存在し、ペースメーカー的役割を果たす「洞結節」が上手く機能しなくなる病気です。
原因は加齢によるものが多く、心筋症や心筋炎、心臓の腫瘍といった心臓病が引き金となって発症しやすいといわれています。
重度の場合は命にもかかわるため、7歳を過ぎた後からは定期的に健康診断を受けるようにすることが大切です。

主な症状 不整脈、虚脱、失神、息切れ、ふらつき、運動を嫌がる、心不全など
治療法 心拍数を増やす薬や強心剤などの投与、ペースメーカーを埋め込む外科手術
治療費 1~3万円程度(診察、検査、内服薬として)※外科手術の場合は80~100万円程度が相場

ミニチュアシュナウザーに多い皮膚病「シュナウザー面皰症候群」

ミニチュアシュナウザーに多い皮膚病「シュナウザー面皰症候群」

分泌された皮脂が毛穴に詰まり、炎症を起こしてニキビのように腫れる皮膚病で、残念ながら完治はできません
痛みや痒みを伴うものではありませんが、犬自身が舐めたりひっかいたりすることで、二次感染を起こす可能性があります。
できものは全身どこにでも発生する可能性があるため、定期的なシャンプーによって毛穴の汚れをしっかりと落とすことが大切です。

主な症状 ニキビのようなポツポツ、赤み、痛み・痒み(二次感染を引き起こしている場合)など
治療法 有効な治療法はなし(薬用シャンプーによる薬浴、抗生剤の投与、保湿、食事療法、ビタミン剤などサプリメントの服用)
治療費 5千~1万円程度(診察、検査、内服薬、外用薬、薬用シャンプー代として)

違和感を感じたら、すぐに動物病院を受診しよう

違和感を感じたら、すぐに動物病院を受診しよう

ミニチュアシュナウザーがかかりやすい病気には、重症化すると命に関わるものもあります。
ミニチュアシュナウザー特有といっても良い皮膚病なども存在するため、こまめな皮膚チェックも大切です。
もし愛犬の様子に異変を感じた時は、できるだけ早く動物病院を受診するようにしましょう。