愛犬が急に嘔吐!考えられる病気や原因、対処法について

愛犬が急に嘔吐!考えられる病気や原因、対処法について

嘔吐とは、胃の中にあるものを吐き出すことをいいます。
犬は比較的よく吐く動物なので、病的なものではないか、そのつど見極めることが大切です。
今回は、犬の嘔吐の原因や考えられる病気、犬が嘔吐した時の対処法を紹介します。

こんな嘔吐は様子をみて。よくある嘔吐の原因と特徴

こんな嘔吐は様子をみて。よくある嘔吐の原因と特徴

犬が嘔吐する原因には、食べ過ぎや空腹、車酔いやストレスなど、様々なものがあります。
暑い時期は冷房病(クーラー病)で体調を崩し、消化不良を起こして嘔吐することもあるでしょう。
いずれの場合も、嘔吐することでスッキリし、元気になっていれば過度な心配はいりません

なお、犬の嘔吐の原因で特に多いのは「空腹時に黄色い液体や白い泡を吐く」というもの。
これは胆汁嘔吐症候群と呼ばれており、胃が空っぽになることで胆汁が胃に逆流して起こる症状です。
明け方や夕方など、食事の間隔が空いてしまう時に起こりやすく、子犬期ほどよくみられます。

様子をみていい嘔吐の状況別・対処法を紹介

様子をみていい嘔吐の状況別・対処法を紹介

食べすぎ

食いしん坊の犬では、食べ過ぎによる嘔吐がよくみられます。
犬はもともと「ある時に食べておく」という本能を持っているため、食事量のセーブができません。
愛犬の食べ過ぎを防ぐため、食事の量は飼い主さんがしっかりと管理してあげましょう。

朝方や夕方の黄色い液体や白い泡を吐く

空腹が原因で嘔吐している場合、食事の回数を増やすことで対処しましょう。
食事量を増やすと肥満になる可能性があるため、1日量は変えないようにすることがポイントです。
朝方に吐く場合は寝る前、夕方に吐くならお昼ごろに食事を与えると、より効果的です。

食後すぐに吐く

食後すぐに吐く場合は、早食いグセが原因のことが多いです。
食後すぐにみられる吐きは「吐出」といい、食べ物が胃に到達する前に逆流を起こした状態です。
愛犬の食事時間をできるだけ長くできるよう、早食い防止ボウルなどで対処しましょう。

乗り物酔いで吐く

満腹の時や過度な空腹時は、乗り物酔いを起こしやすいタイミングです。
愛犬を車に乗せる時は空腹·満腹時を避け、適度にお腹を満たしておくようにしてください。
乗せる1時間前までに酔い止めの薬を飲ませておくと、乗り物酔いの防止になります。

草を食べて吐く

愛犬が草を食べて嘔吐する場合は、普段の食事を見直してみましょう。
一説によると、犬が草を食べるのは「体内の悪いものを外に出そうとしているから」といわれています。
この場合、ウェットフードなど、消化しやすい食事に切り替えることで、嘔吐は治まります。

絶食・絶水は自己判断で行わないように

絶食・絶水は自己判断で行わないように

犬が嘔吐をした際、動物病院では半日~1日ほど絶食·絶水をすることがあります。
これは、弱った胃や腸を休ませる目的で行われますが、獣医師の指示なしで行うのは危険です。
自己判断による絶食·絶水は脱水を引き起こす可能性があるため、決してやらないようにしましょう。

なお、嘔吐後に自宅で様子を見る時は、水は常に常温のものを飲めるようにしておきます。
落ち着いている場合は食事を少しだけ与え、吐かないようなら徐々に量を増やしていきましょう。

犬が嘔吐した時に考えられる病気は?

犬が嘔吐した時に考えられる病気は?

これまで紹介したものは一時的なものですが、なかには病気が原因の嘔吐もあります。
犬が嘔吐した場合に考えられる病気としては、消化器疾患·内臓疾患·感染症·中毒があります。

消化器疾患 胃腸炎、膵炎、腸閉塞、胃捻転·胃拡張、食物アレルギー etc
内臓疾患 腎不全、肝不全、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、熱中症、子宮蓄膿症 etc
感染症 犬パルボウイルス感染症、レプトスピラ感染症、犬コロナウイルス感染症 etc
中毒症状 チョコレートやタマネギ、人間用の薬、殺虫剤などの誤飲·誤食 etc

頻度や嘔吐物の内容、色をチェック!おかしければ動物病院へ

頻度や嘔吐物の内容、色をチェック!おかしければ動物病院へ

何度も繰り返し吐いたり、吐こうとしても吐けない場合は、動物病院を受診しましょう。
犬が繰り返し吐く場合は、内臓系など重篤な病気が疑われ、場合によっては命に関わることもあります。
頻度が多いほど脱水症状のリスクも高まるため、できるだけ早く診察を受けることが大切です。

なお、嘔吐物の色がおかしかったり、異物が混じっている場合も注意しましょう。
嘔吐物が赤い場合、肺や気管支、胃や食道から出血している可能性があり、迅速な対処が必要です。
誤飲による嘔吐は中毒や腸閉塞につながる場合もあるため、様子見はしないでくださいね。

動物病院には嘔吐したものをもっていこう

動物病院には嘔吐したものをもっていこう

犬が嘔吐したものは、動物病院で治療をする際の大きなヒントになります。
嘔吐物をみて原因を推測することもできるため、可能であればラップなどにくるんで持参しましょう。
新聞紙など色付きの紙は嘔吐物の色が分からなくなってしまうので、使わないでくださいね。

※難しければ嘔吐物を拭き取ったティッシュでも良いですし、写真に撮るだけでも構いません。

いつもと違うと感じたら早めに動物病院を受診して

いつもと違うと感じたら早めに動物病院を受診して

犬にとって、嘔吐は日常の中で起こりやすいトラブルのひとつです。
しかし、その原因は、ただの食べすぎなど一時的なものもあれば、病気によるものもあります。

愛犬が吐いてしまった原因は何かを知るためには、嘔吐前後の様子をよく観察しておくことが大切です。
愛犬の様子がおかしいな?と感じたら、嘔吐物を持って動物病院を受診するようにしてくださいね。