![抜け毛が少ない犬種10選!全く毛が抜けない犬種って存在するの?](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-00.jpg)
抜け毛が少ない犬種10選!全く毛が抜けない犬種って存在するの?
犬を飼いたいけど抜け毛が気になる・・・という方は多いもの。
掃除の手間やアレルギーのリスクを考えると、抜け毛はできるだけ少ないほうがいいと思いますよね。
この記事では、毛が抜けにくい10犬種と、抜け毛が出る理由・抜け毛対処法を紹介します。
目次
抜け毛が少ない犬種一覧
抜け毛が少ない犬種として知られる犬には、以下10犬種があります。
いずれも小型犬で、初心者でも飼いやすいサイズなため、日本では広く人気があります。
![狆(ちん)](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-a.jpg)
狆(ちん)
狆は、黒と白の被毛が特徴的な犬種です。
毛量は多いものの、抜け毛は比較的少ない傾向があります。
ただし、からまりやすい毛質をしているため、こまめなブラッシングが必要です。
![シーズー](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-b.jpg)
シーズー
シーズーは、ふんわり丸い顔立ちが可愛い犬種です。
大人しい性格で自立心が強いため、犬と暮らすのが初めての人にも人気があります。
ただし、皮脂が多く体臭が出やすいため、こまめなシャンプーが必要です。
![パピヨン](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-c.jpg)
パピヨン
パピヨンは、耳や尾の飾り毛が魅力の犬種です。
全体的に毛が長いものの、抜け毛はそれほどありません。
パピヨンは毛がもつれやすいため、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
![マルチーズ](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-d.jpg)
マルチーズ
マルチーズは、とても細い被毛を持った犬種です。
最近は毛を短くカットされることも多いですが、地面につくほど伸ばすことも可能。
お手入れ回数が少ないとすぐ毛玉ができてしまうため、ブラッシングの頻度は多めです。
![トイプードル](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-e.jpg)
トイプードル
トイプードルは、くるくるの巻き毛がチャームポイントの犬種です。
知能が高く従順な性格で、犬種人気ランキングでも常に上位にランクインしています。
抜け毛が少ないですが、被毛の性質上毛玉ができやすいため、こまめなブラッシングが必要です。
![ビションフリーゼ](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-f.jpg)
ビションフリーゼ
ビションフリーゼは、まん丸な顔立ちが愛らしい犬種です。
トイプードルと同じく巻き毛がチャームポイントで、抜け毛も少なめ。
頑固な毛玉は梳かすのが困難になるため、ブラッシングはこまめに行いましょう。
![ヨークシャーテリア](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-g.jpg)
ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは、サラサラの被毛が特徴的な犬種です。
マルチーズと同じく短くカットされている子も多いですが、伸ばせば様々なヘアスタイルを楽しめます。
毛が長いと毛玉もできやすくなるため、こまめなブラッシングが必要です。
![ミニチュアピンシャー](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-h.jpg)
ミニチュアピンシャー
ミニチュアピンシャーは、なめらかな手触りが魅力的な犬種です。
硬く短いスムースコートは撫で心地がとてもよく、ずっと触っていたくなるほど。
毛が短いぶん寒さに弱いため、冬場は寒さや乾燥、湿度対策をしっかり行いましょう。
![ミニチュアシュナウザー](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-i.jpg)
ミニチュアシュナウザー
ミニチュアシュナウザーは、ごわごわした硬い被毛を持つ犬種です。
巻き毛の犬に比べるとお手入れは比較的楽ですが、眉毛やひげのカットが必要です。
また、ドッグショーに出す場合はクリッピングというお手入れが必要です。
![チャイニーズクレステッドドッグ](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-01-j.jpg)
チャイニーズクレステッドドッグ
チャイニーズクレステッドドッグは、頭部や足先など、体の末端にだけ毛がある犬種です。
明るく朗らかな性格ですが、飼い主以外の人には警戒心が強く、番犬としても向いています。
被毛が少ないため抜け毛もほとんどありませんが、保湿や空調管理などに気を配る必要があります。
毛が抜ける犬と抜けにくい犬の違いは「毛の構造」
![毛が抜ける犬と抜けにくい犬の違いは「毛の構造」](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-02.jpg)
人間と同じく、犬の毛は毛周期のサイクルに応じて毛が抜け替わります。
常日頃から抜け毛は出るものですが、ダブルコートの犬種は年に2回の換毛期に大量の抜け毛が出ます。
抜け毛のほとんどは体温調整用のアンダーコートであるため、シングルコートの被毛を持つ犬種は抜け毛が少ないのです。
シングルコート | 上毛のみ。一重構造の被毛 |
ダブルコート | 上毛と下毛の2種類。二重構造の被毛 |
短毛=抜け毛が少ないわけではない
![短毛=抜け毛が少ないわけではない](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-03.jpg)
なんとなく、毛が短いほうが抜け毛が少ないように感じますよね。
しかし、実は短毛種のほうが毛周期が短いため、毛が抜ける頻度は多いのです。
長毛種の場合、毛の成長期が長いため、毛の抜け替わりサイクルも長め。
対して短毛種は毛の成長スピードが速く、毛が抜け替わるまでの期間も短い傾向があります。
特にダブルコートの短毛種の場合、換毛期はもちろん、普段から結構な抜け毛がでるため、掃除の手間がかかります。
被毛の種類による抜け毛量が少ない順
シングルコート・長毛<ダブルコート・長毛<シングルコート・短毛<ダブルコート・短毛
まったく毛が抜けない犬は世界に2犬種
![まったく毛が抜けない犬は世界に2犬種](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-04.jpg)
なお、毛が生えていない犬であれば、当然抜け毛もでません。
世界に7犬種しかいない、無毛・ほとんど毛がない犬のことをヘアレスドッグといいます。
ヘアレスドッグには、チャイニーズクレステッドドッグなど、中国や南米大陸原産のスリムな犬が多いです。
そんなヘアレスドッグの中でも、完全に無毛なのは以下2犬種のみです。
完全に無毛なヘアレス犬種
- アメリカン・ヘアレス・テリア
- ペルービアン・インカ・オーキッド
なお、ペルービアン・インカ・オーキッドは頭や足先に少し毛がある個体もいます。
いずれも日本ではほぼ見ることのない犬種であり、非常に貴重な存在といえるでしょう。
毛が抜けにくい犬は体温調整が苦手
![毛が抜けにくい犬は体温調整が苦手](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-05.jpg)
毛が抜けにくいシングルコートの犬は、体温調整が苦手です。
アンダーコートが存在しないぶん、暑さ・寒さへの適応が弱いのです。
抜け毛の少ない犬を飼う時は、犬の生活空間が常に快適な温度になるよう調整しましょう。
特に冬場は地面に近いところほど冷え込むので、犬のケージには毛布を入れてあげるといいですね。
なお、シングルコートの場合、毛がもつれやすい犬種が多いです。
特に長毛種は毛が絡まりやすく、すぐに毛玉になってしまうので要注意。
見た目の綺麗さをはじめ、皮膚の通気を良くするためにも、ブラシは時間をかけて行いましょう。
抜け毛対策3選!コツを押さえて対処しよう
![抜け毛対策3選!コツを押さえて対処しよう](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-06.jpg)
無毛の犬種をのぞき、抜け毛はどんな犬にも起こります。
抜け毛が部屋に散らばるのをできる限り抑えるためには、どんな方法があるのでしょうか?
以下では、部屋に散らばる犬の抜け毛を減らす3つの方法を紹介します。
ブラッシングをする
抜け毛を減らすには、ブラッシングがなにより有効です。
ブラシにはいろいろな種類があるため、犬種に合ったものを探しましょう。
はじめは嫌がる犬も多いですが、毎日無理のない範囲で慣らしていくことが大切です。
シャンプー・お風呂にいれる
1~2ヶ月に1度程度、シャンプーで抜け毛を落としましょう。
毛玉がある状態で濡らすと固まって取れなくなるため、ブラッシングは事前に行うこと。
皮膚病を防ぐため、シャンプー後はしっかり水気を拭き取り、ドライヤーを使って完全に乾かしてください。
洋服を着せる
犬に洋服を着せておけば、抜け毛が部屋に抜け落ちにくくなります。
ただし、同じ服を着せっぱなしにすると皮膚トラブルが起き、かえって抜け毛が増える原因になります。
洋服は通気性の良いものを選び、最低でも1日1回は新しいものに着替えさせましょう。
抜け毛が少ないのはシングルコートの長毛種
![抜け毛が少ないのはシングルコートの長毛種](https://wancolab.com/wp/wp-content/uploads/2028/04/low-shedding-dog-07.jpg)
抜け毛が比較的少ない犬種は、シングルコートの長毛種です。
ただ、シングルコートの長毛種は抜け毛が少ないぶん毛がもつれやすいため、こまめなケアは必須。
犬を迎える際は、毛のお手入れにかけられる手間や時間についても考えておきましょう。