ウェルシュコーギーペンブローク

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ウェルシュコーギーペンブローク

英名 Welsh Corgi Pembroke
愛称・別名 コーギー
原産国 ウェールズ
寿命 12歳〜13歳
サイズ 中型犬
体重 12kg〜14kg
体高 25cm〜30cm

ウェルシュコーギーペンブロークの歴史

ウェルシュコーギーペンブロークの歴史

ウェルシュ・コーギーは元々、イギリスのウェールズで牧畜用の犬として育てられていました。
短い足と丸々とした体型が特徴的なコーギーですが、実は「ペンブローク種」と「カーディガン種」の2種類が存在しています。
ペンブローク種はカーディガン種に比べ耳がやや小さく、非常に短い尻尾を持つのが特徴的で、日本で人気のあるコーギーは一般的にこのペンブローク種を指します。

本来はペンブローク種の方にもカーディガン種同様、キツネのような長い尻尾がありましたが、原産であるウェールズのペンブルックシャー州では「断尾」と呼ばれる尻尾を切る習慣があったため、現在のような短い尻尾のペンブローク種がスタンダードとなりました。
断尾の理由としてよく挙げられるのが「ケガの防止」です。
牧畜用の犬として育てられていたペンブローク種は、牛や羊を追うという役割を持っており、主に牛追いを行うことが多かったため、牛に尻尾を踏まれ怪我をしないようにしていた習慣が、ペンブローク種の断尾の始まりと言われています。

基本的にはペンブローク種も尻尾の長い状態で生まれてきますが、近年では交配によって生まれつき尻尾の無いペンブローク種も生まれるようになりました。
尻尾の長い個体に関しては、出来る限り痛みを伴わない断尾の仕方が取り入れられていますが、動物愛護の観点から断尾を禁止する法律を持つ国も存在します。

当初ウェルシュ・コーギーが認知されるようになってから、ペンブローク種とカーディガン種は同一犬種として扱われていましたが、1930年代ごろからイギリスをはじめ、アメリカでも違う犬種として登録されるようになったため、現在においては別々の個体として区別されています。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、現在のイギリス女王エリザベス2世の愛犬としても広く知られ、イギリス国内でも人気の高かった犬種ですが、ここ数年でその飼育頭数は激減しており、イギリス国内での絶滅を危惧される存在となっています。
その理由の大きな要因として、前述の「断尾の禁止」が挙げられています。
イギリスでは、獣医師以外の一般人による断尾を禁止するという比較的寛容な法律ですが、国民の動物愛護精神の高さから、ペンブローク種の繁殖をやめてしまう繁殖者が増えてしまいました。結果、2013年のイギリスで生まれて登録されたペンブローク種の頭数は241匹とかなり少ない数字となっています。

現在では「ナチュラル・ボブ」と呼ばれる自然な交配によるペンブローク種を残そうという取り組みが行われ、2016年にはその数を少し増やし393匹の子犬が登録されました。
しかし、依然としてイギリス国内では絶滅への懸念が拭いきれていないのが現状です。

ウェルシュコーギーペンブロークの特徴や性格

ウェルシュコーギーペンブロークの特徴や性格

ペンブローク種は、カーディガン種に比べると気性が荒く、活発とされてきましたが、近年ではその性格もだいぶ大人しいものになっています。

本来の性質として、牧畜用犬種として育てられてきた背景があるため、非常に賢く、しつけには従順なタイプの犬とされていますが、警戒心が強いため慣れるまでは飼い主に懐くのにも時間がかかる場合があります。
一度慣れてしまえば、社交性がある犬種なので多頭飼いにも適しており、他の犬種とも仲良く暮らすことが出来ます。すでに他の犬種を飼っている場合は、ペンブローク種が子犬の頃から馴染ませていくことをおすすめします。

また、運動能力が高いので、ウェルシュ・コーギーは様々な犬の競技会などに出場しています。

ウェルシュコーギーペンブロークの飼い方

ウェルシュコーギーペンブロークの飼い方

ウェルシュ・コーギーは非常に食欲が旺盛で、食べることには目がない犬種です。
そのため飼育の際は、それぞれの個体の体型にあった適切な食事量を飼い主が守らなければなりません。
元来ウェールズや北欧といった寒い地域で育てられていた犬種なので、脂肪がつきやすく、太りやすい傾向にあります。
毎日の運動は必須なので、なるべく欠かさず散歩や遊びに連れていってあげましょう。

牧畜用の犬種としてのルーツを持つウェルシュ・コーギーは、動くものに敏感に反応してしまう性質を持っています。
時にバイクや車などに向かっていってしまうこともあるので、公園などで遊ばせる際は、目とリードを離さないよう気をつける必要があります。

また、他の寒い地域で生まれ育った犬種同様、暑い地域ではすぐにバテてしまいます。
日本の暑い夏には適していない部分があるため、なるべく温度管理に気をつけて飼うようにしてください。
あまりにも暑い日には、無理して外へ連れて行かず、工夫して室内で行える遊びを提供してあげると良いでしょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの毛色

ウェルシュコーギーペンブロークの毛色

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの毛色は、主にレッド、フォーン、セーブル、ブラックタン、トライとされています。
基本的には全体的に明るく薄い茶色のコーギーが多く見かけられますが、稀に違う毛色が混じっている個体もいます。

ウェルシュコーギーペンブロークの気をつけたい病気や怪我は?

ウェルシュコーギーペンブロークの気をつけたい病気や怪我は?

ウェルシュ・コーギーの気をつけたい病気や怪我は、主に2つです。

まず1つ目として、コーギーはその体型から脊椎や腰椎への負担がかなり大きいとされている犬種です。
そのため太りすぎには注意が必要となり、適度な運動が求められます。
しかし、過度な運動は逆に腰に負担をかけることになってしまう恐れもあるため、その扱いは大変デリケートなものとなっています。

また、直接的な因果関係は解明されていませんが、ウェルシュ・コーギーは10歳頃になると「変性性脊髄症」を発症するケースが稀に見られます。
これは原因不明とされ、予防が難しい病気の一つとされているものです。

なかなか飼い主の努力だけで防ぐことは出来ないかもしれませんが、それでも太らせすぎないことや腰への負担の軽減を考えるという行為は決して無駄ではありません。

2つ目として挙げられるのは「皮膚トラブル」です。
これは前述したように寒い地域で生まれただけに、強い紫外線などに弱く、肌にトラブルを起こしやすい傾向にあるためです。
こうした理由からも、あまり陽射しが強い日には外に連れて行かない方が良いでしょう。

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