シーズー

シーズー

英名 Shih Tzu
原産国 中国
寿命 10歳〜18歳
サイズ 小型犬
体重 4kg〜7kg
体高 22cm〜27cm

シーズーの歴史

シーズーの歴史

長い毛並みが特徴的なシーズーの祖先は、チベット原産の愛玩犬ラサ・アプソです。
17世紀にチベットのダライ・ラマが中国との国交のため、ラサ・アプソを皇帝へ贈呈したことがきっかけとなり、その後当時の中国宮廷内ですでに飼育されていたペキニーズとの交配により誕生しました。

シーズーが誕生した背景には、宮廷内で魔除けのための獅子のような犬種を作りたいという意図がありました。長い期間をかけ、ラサ・アプソやペキニーズの交配は繰り返され、ようやく現在のような見た目のシーズーが生まれます。
シーズーの名前の由来は、先述のような思いがあった通りそのまま「小さな獅子」を意味する中国語「獅子狗(シーズークヮ)」からきています。

獅子は中国において神聖な動物とされており、シーズーは中国国内の皇帝や貴族階級に愛される存在となりました。一説によると、当時の中国宮廷内では4,000を超える数のシーズーが飼育されていたそうです。
その後もシーズーは「神の使者」として非常に大切にされ、かの有名な西太后にも寵愛されていたという記録が残っています。

しかし、1950年代の産業革命により、隆盛を極めたシーズーに最大の危機が訪れます。
当時の中国では「犬の飼育は退廃の象徴」という考えのもと、犬の殺処分を大量に行いました。多くの犬が殺害されていく中、シーズーも例外ではありません。
輸出することすらも禁じられ、一時は中国国内のシーズーが絶滅しかかる事態へとなりましたが、産業革命以前に欧米へと輸出されていたシーズーが、その危機を救います。

その大きな役割を担ったのがイギリスの犬種クラブです。
元々はラサ・アプソとしてイギリスに輸入されたシーズーでしたが、顔が小さく毛並みが長いこの犬種は1935年に「シーズー」の名で別犬種として認定されていました。これを元に繁殖が始まり、世界へ輸出されることでシーズーは中国の産業革命における絶滅危機を乗り越えました。

現在でも日本の家庭で飼われているシーズの元になったのは、このイギリス産のシーズーと言われています。
1945年の第二次世界大戦後にはアメリカでもシーズーは公認犬種となり、1960年代ごろ日本にも輸入され、1964年にジャパン・ケンネルクラブにも正式に公認犬種として登録されています。

シーズーの特徴や性格

シーズーの特徴や性格

シーズーが家庭で人気の犬種となった理由がその飼いやすさです。
シーズーは頭が良く大変賢い犬種のため、しつけがしやすく室内飼いに適した犬種としてバブル期ごろから急速に需要が増えていきました。
人懐っこい性格をしており、体が大きくなりすぎないことも人気の一つです。

ロングコートを思わせる長い毛並みが特徴的で、これはチベット原産のラサ・アプソが起源となっており寒冷地に適した仕様の体つきになっているためです。
そのため寒さには強いですが、暑さにはめっぽう弱いので冬場でも暖かい室内では熱中症に注意が必要です。

シーズーの飼い方

シーズーの飼い方

マイペースで争いごとを好まない性格のシーズーは、多頭飼いにも非常に適しています。
また、他の犬種に比べて無駄吠えも少ないため、犬を飼ったことがない人や子供がいる環境でも飼いやすく、初心者向きの犬種です。

大変賢く聞き分けが良いので、しつけは比較的しやすいものの、プライドが高い一面を持っているので、叱る際には工夫が必要です。

特徴的なダブルコートの長い被毛は、生え変わりや抜け毛が少ない反面、絡まりやすく汚れやすいので、なるべく頻繁にブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングをすることで、シーズーのストレス軽減にもつながります。

そもそもが愛玩犬として誕生したシーズーは、甘えん坊な性格をしており、かまって欲しい気持ちが強い犬種です。
また、小型犬にしては体型がしっかりとしているため、運動量が少ないと太りやすい傾向にあります。
そのため一日30分程度の散歩に連れて行き、コミュニケーションを取ったり運動をさせてあげましょう。

シーズーは、暑さに弱い犬種なので夏季はなるべく室内で遊び熱中症の対策が必要です。
冬場でも暖房が強すぎると熱中症になってしまう場合もあるため、温度管理には十分注意して飼育してください。

シーズーの毛色

シーズーの毛色

シーズーの毛色は、ブラウンやブラック×ホワイトが日本では主流となっています。
どんな毛色でもシーズーとして認められていますが、おでこや尻尾の先端に白が入ったシーズーは珍しく、貴重なタイプとして扱われる傾向があります。

シーズーの気をつけたい病気や怪我は?

シーズーの気をつけたい病気や怪我は?

愛らしく大きな瞳が特徴的なシーズーですが、一方で眼球が傷つきやすく白内障のリスクを抱えています。
そのため、なるべく目の周りの毛をカットしてあげ、目に負担がかからないようにしてあげると良いでしょう。

そのほかには、呼吸器疾患やアレルギー性皮膚疾患などを発症する可能性が高い犬種です。
また被毛の厚さから、夏場は特に熱中症への注意が必要です。

清潔な空気と快適な温度の住環境を提供してあげることが、シーズーにとって非常に重要となります。

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