チワワ

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チワワ

英名 Chihuahua
原産国 メキシコ
寿命 14歳〜18歳
サイズ 小型犬
体重 1.5kg〜3kg
体高 12cm〜20cm

チワワの歴史

チワワの歴史

世界最小の犬種としても有名なチワワは、北アメリカ最古の犬種と言われるほど長い歴史を持つ犬種です。
チワワのルーツと言われているのは「テチチ」という小さな犬で、現在のメキシコ中央部で7世紀頃から12世紀頃まで栄えていた「トルテカ帝国」がその起源とされています。トルテカ帝国が滅んだ後もテチチの歴史は続き、同メキシコ中央部で15世紀から16世紀に栄えた「アステカ帝国」でもその存在が確認されています。

しかし、1521年にスペイン軍によってアステカ帝国が滅亡した時期を境に、テチチの消息は掴めなくなりました。
このテチチの子孫と考えられる小さな犬の歴史が再開するのは、それから約300年もの年月を辿ることとなります。

1850年代に入り、メキシコのチワワ州で3頭の小さな犬たちが発見されました。
この小さな犬たちは、発見場所にちなみ「チワワ」と名付けられ、犬種の固定化のためアメリカへと渡ります。
その後、チャイニーズ・クレステッド・ドッグなどとの交配が行われ、数十年という時を経て、チワワは現在のスタイルに固定化されました。

日本でチワワの存在が注目され、飼育する世帯が増えたのは1970年頃からです。
当時、犬は外で飼うのがスタンダードだった日本において、室内で飼うという文化が話題になり始めたばかりの頃で、急増していたマンションの生活にも合うことから、チワワは一躍人気の犬種となりました。
しかし、当時のチワワは大変勝気な性格をしており、無駄吠えも多いことから徐々に敬遠されてしまうようになり、飼育頭数も一過性のブームとして減少してしまいます。また、スムースコートで大きなおでこ、突出した眼球という特徴的な外見からも、様々な評価がされました。

チワワの人気が再燃したのは1990年代のことです。
テレビCMで長く真っ白い被毛、うるんだ瞳を持つチワワが登場すると、それまでのチワワのイメージは一新され、爆発的なブームが巻き起こりました。当時は、チワワの購入希望者がペットショップに殺到し、数十万円という高値が付けられたほどです。このブームをきっかけに、チワワはロングコートのタイプが主流となりました。
現在でもその人気は衰えず、国内の住宅事情や仕事事情を含めたライフスタイルに合致していることから、常に人気上位の犬種となっています。

チワワの特徴や性格

チワワの特徴や性格

チワワは、その小さな身体を生かして、過去には農家の納屋でネズミを追う役割を担っていた歴史があり、些細なことにもめげずに立ち向かう気性の強さを持ち合わせています。

また、犬の中でも最も小さい身体を持つことから、防衛本能が強く、条件反射的に反撃行動に出てしまう場合があり、たとえ飼い主が相手であっても、身の危険を感じた場合は噛みつく、うなるなどの行動を取ることがあります。

基本的には明るく陽気な性格をしているチワワですが、猫に似ていると言われることも多く、マイペースで単独行動を好みます。
そのため、子犬の時期からでないと多頭飼いをしても相性が合わない、喧嘩が多いということも珍しくありません。

その愛くるしい見た目に反して、小さな子供の遊び相手としては不向きで、不快感や警戒心を露骨に表すことがあります。
メスの方がオスに比べ落ち着いた性質を持っていますが、好き嫌いは大変はっきりしています。
オス犬は、成長後もやんちゃで甘えん坊な面が残ります。

チワワの飼い方

チワワの飼い方

チワワは生後半年までの期間は、食事のお世話に十分な注意が必要です。食欲は大変不安定で、小食な子が多く見られます。
ストレスや環境の変化、気温の変化の影響を受けやすく、時には過度の少食から低血糖を引き起こす場合がありますので注意しましょう。
生後半年までの食事回数は、一日5〜8回と少量小分けで与えてあげます。この期間を過ぎれば徐々に体が丈夫になり、食事管理の手間は解消されますが、その一方で肥満への注意が必要となっていきます。

被毛は比較的薄く、冬は寒くなりますので、子犬の時期から服を着せることに慣れさせて、防寒対策ができるようにしておくと安心です。また、その体の小ささから夏の暑さにも弱いので、温度管理を十分に行ってあげることが大切です。

チワワの足の骨は、厚みがわずか数mmと薄く、肥満による骨格への負担増加は骨折、歩行困難、関節痛などをもたらす原因になりますので十分注意が必要です。
また、本来社交的な性格ではないので、防衛意識が強くなってしまうと、無駄吠えなどが増える傾向にあります。
しつけの面でも、臆病な性格や勝気で頑固な一面も合わさり、噛みつきなどの問題行動が多く見られるため、子犬の頃からしっかりとした関係性の構築や、問題行動の予防が必要です。子犬時代に積極的に外へ連れて行き、他の犬と触れ合わせる時間を与えることで、社会性を養うことも重要です。

運動量は比較的少ないものの、散歩が不要というわけではありません。天気の良い日は毎日20分〜30分程度でも散歩へ連れていくことで、気分転換やストレス発散が出来、問題行動の予防にもつながります。

留守番をさせる場合は、いたずらや事故、無駄吠えの予防の観点から、サークルを活用してお留守番をさせましょう。
6時間以上の長時間になる留守番が日常的に生じる場合は、子犬の頃からサークル内でのトイレのしつけを行い、飼い主の留守中でも排泄に困らないようにしておくと安心です。

賢いので物覚えは良いのですが、反面本来の頑固な性質により、しつけは根気が必要です。しっかりと向き合い、工夫を凝らしながらしつけを行うようにしましょう。

チワワの毛色

チワワの毛色

チワワの毛色はあらゆる色、模様が認定されています。
日本では、白やクリームなどの淡い毛色が人気となっています。

チワワ全体では大半が茶系の毛色を持ちますが、飼育頭数の増加や爆発的な流行を受け、より希少性の高い毛色に注目が集まるようになると、マーブルやブルーといった毛色も登場してきました。
しかし、一部の毛色は色素異常や色素薄弱を起こしているケースがあり、繁殖には不向きな場合もあります。

チワワの気をつけたい病気や怪我は?

チワワの気をつけたい病気や怪我は?

生まれたばかりのチワワの頭部には、モレラ(通称ペコ)と呼ばれるへこみがある個体が多く存在します。
これは頭蓋骨が重なりきらずに、小さな穴が空いている状態になっているものですが、成長するにしたがって頭蓋骨も発達し、基本的には塞がってきますので、子犬のうちは頭部の激しい運動を控えておけば、心配する必要はありません。
しかし、成長しても穴が塞がらない個体も多く存在しており、このモレラが原因で水頭症という脳の疾患を発症してしまう場合があります。
もし生後1年以上経ってもペコが塞がっていない場合は、一度病院に連れて行き水頭症の検査を受けるようにしましょう。

また、チワワとの生活では、長時間の空腹や少食から起こる低血糖に十分注意を払う必要があります。
少食の場合は、かかりつけの獣医師と相談の上、ブドウ糖や高カロリー栄養剤などを自宅に常備し、予防策と応急処置に備えておきます。

そのほかには、屋内の段差やソファーから飛び降りたり、飼い主との衝突などが原因で骨折したり、膝蓋骨脱臼をしてしまうケースなどに注意しましょう。

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